宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

消費者から喜ばれるりんご栽培を目指して  =防除暦の検討会=

2011年03月08日 15時42分52秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
加美郡りんご協議会は,加美郡内の17戸(栽培面積およそ20ha)で構成されるりんごの生産振興を進めている生産組織です。協議会では,平成23年2月24日,会員を対象に消費者から喜ばれる「りんご」づくりのため平成23年度防除暦の検討会を開催しました。
 防除暦の検討は、適正な農薬使用に基づいて、新しい薬剤の選定や今までの使ってきた薬剤の効果を検証し、今後の防除体系に反映させるものです。
 JA加美よつばの会議室に集まった会員は、昨年の過去に例の見ない猛暑の中、適期防除により病害虫の発生が少なかったことを踏まえ、新しい防除体系の検討を行いました。
 普及センターからは、環境にやさしい防除法や低コスト技術の紹介、農薬の使用基準の遵守や使用者の危害防止などの注意喚起を行いました。
また、農業共済組合からは果樹共済について、県内の霜害や台風害の実例を交えた説明がありました。
 郡内のりんごのほとんどは直売で販売されていることから、普及センターとしては消費者から喜ばれるりんごづくりを今後も支援して行く予定です。
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910




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野菜の色使いで広がる食事の楽しさ

2011年03月08日 14時44分56秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

平成23年1月28日,栗原合庁を会場に栗原市生活研究グループのリーダー研修会が開催され,「食の大切さを伝える活動をとおして感じてきたこと」と題し食工房みやふく代表 八巻美恵子氏よりご講演をいただきました。
 八巻氏が食に関する事業に携わるようになったきっかけや,「食工房みやふく」に込めた思い,活動の中で得たものや発信してきたことなど,グループ員にとっては,とても興味深いお話でした。視覚障害者の方々との料理教室については,そのお話に驚くばかりでなく,体験する企画も用意され,実際に目隠しして手探りで食事をする初めての体験もしました。参加者は,視覚が自分たちの味覚にいかに影響を与えているかを身を持って感じ,触覚や視覚など五感をフルに使って味わうこと・提供することの大切さを感じたようです。
目隠しで食材を当てたり,クッキーの中にどんな野菜が使われているか当てるクイズをしたりととても楽しい研修会となりました。
 また,研修会の後半にサンヨーライスブレッドクッカー(GOPAN)の実演・試食を行ったところ,参加者は機械を取り囲むようにして興味津々に覗き込んでいました。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班    
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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家族経営協定を生かして

2011年03月08日 14時35分53秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

今年度はじめての家族経営協定締結式が2月8日に栗原市農業委員会会議室にて行われました。栗原農業改良普及センター管内では,平成21年度末現在で45組の家族が協定を締結しています。
 今回は,夫婦間締結,後継者と両親の3者締結,後継者夫婦と親夫婦の4者締結の3組です。4者で締結した家族は以前夫婦間締結を結んでおり,家族の状況が変化したことに伴い,今回は見直しをして再締結となりました。このように,家族協定はその時々の家族状況によって見直しを行い,家族の話し合いを深めるツールとして活用することが大切です。この家族の経営者は,今後後継者の農業者年金加入を進めたいとのことでしたが,家族経営協定をステップにして,経営に参画するそれぞれが自覚と責任を持ち,前向きに「わが家の農業経営」に取り組んで欲しいと思います。
年度内にまだ数組の締結希望があり,普及センターとしても協定締結が新たなスタートであり,ゴールではないこと,協定締結に至る話し合いのプロセスや締結後の意識が大切であることを呼びかけながら支援を行っていきます。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班   
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-5795・6144


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祝日本農業賞大賞~第13回瀬峰地区循環型農業推進会議(瀬峰農場)開催~

2011年03月08日 14時31分44秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

 平成23年2月2日に認定農業者,関係機関職員等約50名が参加して,第13回瀬峰地区循環型農業推進会議(瀬峰農場)が開催されました。
 瀬峰農場では、長年畜産農家が抱えていた問題を耕畜連携により解決しようと、耕種農家と畜産農家のリーダーが幾度となく自発的に話し合いを行い,堆肥づくりとその施用システムを構築しました。今年度,今までの取り組みが評価され,第40回日本農業賞集団の部大賞を受賞しました。
 第13回を数える本会議は,活動を反省し,また農業者個々の悩みにも耳を傾け,取り組みを深化させてきた瀬峰農場の根幹をなす会議です。今回の日本農業賞大賞受賞を素直に喜びながらも,賞に負けない地域づくりと瀬峰農場ブランドの確立へ向けた取り組みについて多くの提案が出されました。
 異常気象下でも品質を維持する栽培技術,受注生産を目指した販売戦略,野菜・畜産部門の振興戦略など,米のみでなく農産物全般にわたる「瀬峰農場ブランド」の確立へ向けての決意を示した話し合いになりました。
 また,会議終了後に農林水産省大臣官房政策課専門官の窪山富士男氏が「農業戸別所得補償制度と今後の農業対策」と題して講演を行いました。窪山氏は本制度の設計に直接関わっており,制度の背景やねらいを詳しく聞くことができました。
 普及センターでは,次年度以降も米の品質向上対策と酪農経営向上対策を中心に瀬峰農場の活動を支援していく予定です。
<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 地域農業班 
TEL:0228-22-9404       FAX:0228-22-6144


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十符の里ふれあい館で野菜栽培講習会を開催

2011年03月08日 09時54分54秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 利府町の直売所十符(とふ)の里「ふれあい館」は,町・JA・普及センターとも一体になって地域活動の活発化に貢献しています。
 2月23日の講習会では,たまねぎの管理や,早期の品ぞろえを期待し,にんじん・ごぼう・ばれいしょ等春播き野菜の栽培法を中心に話をしました。
 近隣の野菜栽培者の活動への参加を募るべくJA野菜部会との合同開催を試みたところ,「ふれあい館」会員以外から5名が出席しました。
 普及センターでは今後も農産加工や花き,果樹栽培法を指導し,多彩な作物を取り入れた直売所の棚ぞろえの充実を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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水稲直播栽培情報交換会を開催

2011年03月08日 09時46分55秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 仙台農業改良普及センター管内では,水稲直播栽培に取り組む生産者が増えてきており,実施面積も年々拡大しています。普及センターでは,水稲直播栽培をさらに普及拡大するためには,講習会等の「指導者から生産者へ」という縦方向の情報伝達だけではなく,「生産者同士の交流」という横方向の連携も必要と考えており,生産者からの要望もあったことから,3月2日に情報交換会を開催しました。
 情報交換会には管内から水稲直播栽培経験者5名が出席しました。それぞれ,経験年数や実施面積,直播栽培の手法,栽培品種や生産物の用途などは異なるものの,直播栽培に共通する問題点や解決に役立ちそうな経験,提案などについて活発な話し合いが行われました。自分と違う技術の経験談も,自らの取り組みを見直すのに良い刺激となったようでした。
 今後は,水稲直播栽培技術導入に関心の高い生産者や,農協の営農指導員など,広く参加者を募って,より多様な情報交換と課題検討ができるように取り組みを発展させ,「水稲直播技術研究会」と呼べるような活動を目指していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8410
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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