平成24年8月24日,米山町のいちご部会で現地検討会が開催され,促成栽培者のうち7名が集まり,育苗施設を巡回し,病害虫の発生状況,生育状況,苗数が十分確保されているかなどの確認をしました。
当日は,お盆を過ぎたというのに,30℃を超える気温のなか,生産者は,熱心に状況を観察していました。
ここ数年登米市のいちご生産者は,夏の高温の影響もあり炭そ病に悩まされており,定植後何度も発病し,植え直し作業を続けている生産者もいます。普及センターでは,薬剤ローテーションを提示し,とにかく薬剤防除の間隔を短くするよう昨年より指導を徹底してきました。
今年,生産者は防除間隔を守り散布量も十分に実施してきた甲斐があり,例年よりも炭そ病は少ない発生となっています。今後,8月末から花芽分化を確認した上でいちごの定植作業となりますが,あと少しの期間,気を抜かず防除の継続と罹病株の抜き取りと適切な処分を徹底するよう全員で再確認しました。
〈連絡先〉
宮城県登米農業改良普及センター
宮城県登米市迫町佐沼字西佐沼150-5
電話:0220-22-8603 FAX:0220-22-7522