宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農業の復興に向けて,「気仙沼茶豆」の収穫祭が開催!

2012年09月20日 16時48分11秒 | 東日本大震災からの復興に関する支援

東日本大震災で被害を受けた気仙沼市階上地区で9月8日,地元特産のえだまめ「気仙沼茶豆」の収穫祭が開催されました。JA南三陸が主催し,生産者や関係者を始め流通業者も含め約100名の参加がありました。
  会場前のほ場では,キリンプロジェクト支援により導入された「枝豆ハーベスタ」で収穫が行われました。その後,東日本大震災農業生産対策交付金で導入された機械で選別から洗浄,脱水,箱詰めまでの作業を実演しました。収穫された茶豆は,その場で茹でられ招待された児童養護施設「旭が丘学園」の園生や出席者に振る舞われました。
  同地区は,津波で農機具が流され昨年は3haの作付けと震災前の3分の1の生産量に落ち込みましたが,今年は浸水した水田1.5haを含む5haで作付けが可能となりました。
 生産組織では,「味も香りも十分な出来映えとなりました。震災に負けず栽培を続けていきたい。」と抱負を話していました。 また,農機具の購入資金を助成したキリンビールの関係者は,「販路拡大に協力して行きたい。」と今後の支援についても約束してくれました。今年度は,全国のキリンシティ(38店舗)やキリン仙台工場レストランでフェアを実施(9/10~24)しています。
  普及センターでは,被災地復興に向け引き続き栽培技術指導及び生産組織運営に対して支援していきます。

<連絡先>
宮城県本吉農業改良普及センター
先進技術班
電話:0226-29-6044

                                            


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伝統野菜(在来作物)の生産拡大研修会

2012年09月20日 15時31分25秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 平成24年9月11日に仙台市農業園芸センターにおいて,伝統野菜(在来作物)の生産拡大研修会を開催しました。
 今回の研修会は,山形大学農学部の江頭宏昌准教授を講師に招き,山形県の伝統野菜(在来作物)について講演をいただき,管内の伝統野菜の生産拡大や販売戦略の一助とするために開催したものです。
 現在は「モノ」ではなく「情報」を売る時代になっており,その点で歴史や文化を兼ね備えているのが伝統野菜であること,しかし,伝統野菜はいろんな情報を兼ね備えているが,生産者はPRが苦手な人が多いので,PRは地域で行う必要があること。また,伝統野菜は個性的な味(苦い,強い香りなど)を持つものが多く,収穫期間が短いなどの短所があるが,それを理解し受け入れてさらに消費者にも理解してもらえれば,短所ではなくなるという事例も織り交ぜながら,伝統野菜の魅力について話していただきました。
 参加者からは質問もあって,大変興味深く講演を聞いていた様子でした。
 今後も関係機関と連携し,伝統野菜の生産振興を支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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JA加美よつばほうれんそう部会が現地検討会を開催

2012年09月20日 11時03分26秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

8月20日(月)色麻町のほうれんそう栽培ほ場で現地検討会が開催され,生産者20名が参加しました。普及センターからは現地検討会ほ場における調査データをもとに土壌還元消毒後の施肥について,次の内容で説明しました。
①0~50cm深の土壌養分は土壌還元消毒後に,硝酸態窒素が減少し,加里が増加する傾向にあった。硝酸態窒素の減少は潅水による下層への移行が原因で,加里の増加は米ぬかの施用が原因と考えられる。
②リン酸,石灰,苦土は大きな変化はなかった。
③このことから,3年以上作付けしているほ場ではリン酸・石灰・苦土・加里が集積していることから,窒素単肥料で窒素成分1.2~1.5kg/aの施用で十分である。
④現地検討会のほ場では,土壌還元消毒後の施肥は窒素成分1.4kg/10a(窒素単肥:硫安現物 2kg/a,CDU窒素 3kg/a )の施用で,十分な生育を確保しており,窒素単肥で十分であった。
⑤土壌還元消毒中はハウスを閉め切るので,5月中旬以降の早い時期で還元消毒の効果を発揮しているが,過去3年間のアメダスの最高気温をみると,6月15日以降が最高気温が連続して20度以上になっていることから,還元消毒の太陽熱の効果を最大に活用する場合は6月中旬以降であれば良い。
 また,生産者からは,寒冷紗を2重被覆にして,初期の本葉2から4枚まで被覆すると,気温が30度以上でも地温は30度以下に抑えることが可能で,初期生育の確保に有効である旨の説明がありました。
 普及センターではこのように生産者らに対して実際のデータに基づいた説明を行い,生産者や産地の拡大発展に向けた支援を行っています。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター    先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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第15回JAみやぎ仙南花卉品評会が開催

2012年09月20日 10時09分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 9月7日~9日に村田町物産交流センター2階において「第15回JAみやぎ仙南花卉品評会」が開催されました。
 輪ぎくとポットマムを中心に丹精をこめて育てた119点の出品がありました。
 今年は6月の台風や8月の暴風雨など厳しい天候もありましたが、それを乗り越えた輪ぎくが並びました。普及センター所長を審査員長に厳選な審査がなされ、金賞1席には 柴田町 猪又秀夫氏の輪菊が選ばれました。今後、11月の表彰式で表彰される予定です。

 

    

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3516 FAX:0224-53-3138


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