大郷町支倉常長400年の夢事業の始動

　慶長遣欧使節として支倉常長公が出帆してから400年目の節目の年を迎えるにあたり，大郷町では，公の功績を讃えるとともに，地域の活性化を図ることを目的に，大郷町支倉常長400年の夢事業実行委員会を設立しました。去る2月22日に設立総会と第一回目実行委員会が開催されました。事業の内容として，道の駅レストランでの支倉常長メニュー創作やお披露目イベントの開催。一般公募による支倉常長創作料理コンテストの開催。そして町内飲食店による支倉メニューの提供とスタンプラリーの実施の3事業が大きな柱となります。
　総会では，赤間町長から，公はとても偉大な人であり，各地に墓地があると報道されている。早く事業やイベントを実施することで大郷町の確実性がアピールできると感じるため，皆さまの御支援のもと早急に事業を進めていきたいので御協力願うとの祝辞がのべられた。
　普及センターでは，アドバイザーとして農商工振興と地域の活性化支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター　先進技術第二班班
〒981-8505　仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374
FAX:022-275-0296
Ｅ-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

起業経験者との情報交換で開業のイメージづくり

　農家レストラン開業予定者等を対象とした農村女性起業化講座～開業編～の２回目として，大崎市を訪れて，起業経験者との情報交換を行いました。
　視察先は平成２４年１０月にオープンしたばかりのウラバタケCafe。オーナーの小玉さんから，事業計画策定や開店準備の苦労話，開店してからの実務上の注意点などについて，起業を経験した方ならではの視点での情報提供をいただきました。
　参加者は，事業コンセプトの重要性と経営者としての心構えについて，特に感銘を受けた様子で，今後の起業に向けて良い刺激となったようです。
　普及センターでは，この研修会で参加者が感じた課題等を解決できるよう，また，描いた夢を実現できるように，今後も継続して支援を行っていきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター　先進技術第二班
〒981-8505　仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
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荒浜プロジェクトチーム立ち上げ

　東日本大震災で甚大な津波被害を受けた仙台市若林区荒浜地区は，他地区に比べ復旧・復興が遅れていました。ＪＡ及び東北大学による農家への意向調査によると，約半数の方が農業をやめたいと回答しており，農地の管理の問題等が浮き彫りになってきています。昨年１１月には延期されていた荒浜集落営農組合の総会が無事終了し，地域としてまとまって復興に向けて進んでいくことが確認されました。そのような状況の中，関係各機関が一体となり強力に荒浜の復興を支援する必要性について，各機関の理解が一致し，今回，荒浜プロジェクトチームが立ち上がりました。ＪＡ仙台が事務局となり，東北大学，仙台市，普及センターがメンバーとなり，今後，ワークショップや個別聞き取り調査を通して農家の希望・意見を収集し取りまとめ，地域の将来像を農家の方々に提示します。そして，今後問題となるであろう課題を明確化し，個々に具体化の目標を定め，実現のための計画を立て，荒浜の将来ビジョンとして取りまとめる予定です。各関係機関はそれぞれの得意分野で課題解決に向け支援を行うことになります。普及センターでは，今年作付けの大豆生産の成功に向けての技術支援，今後想定される大規模経営の経営指標部分のアドバイス，さらには，新たな園芸導入作物の提案等において積極的に関わっていきます。

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宮城県仙台農業改良普及センター　先進技術第二班
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