宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

りんご防除検討会を開催

2013年03月28日 19時01分49秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 加美郡内のりんご生産者らが平成25年2月14日に色麻町の農業伝習館で,次年度の防除方針について検討会を開きました。普及センターでは防除技術について助言指導を行うとともに,各種の営農情報を提供しました。 24年産りんごでは一部のほ場では輪紋病やスモモヒメシンクイによる果実の被害が出ていましたが、全体として防除上特に問題とされた点はなかったので,現在の防除方針を次年度も継続することを申し合わせました。
 なお,せん定枝の処分方法が話題になり,従来どおり集めて焼却している生産者もいましたが,樹体に放射性物質が含まれていた場合は焼却により濃縮される傾向があるので,普及センターでは参加者へ,焼却後の灰を利用しないように伝えました。
 普及センターではこれからもりんご産地の生産安定に向けて,農業者の防除技術向上を図り,生産物の安全・安心確保へ向けた指導に努めていきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
 TEL:0229-91-0726
 FAX:0229-23-0910


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黒川地域野菜生産推進研修会を開催

2013年03月28日 17時41分58秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 黒川地域では,水田農業に加えて,土地利用型野菜やJAあさひなの一元集荷場を活用した産直野菜の生産振興が行われており,関係機関が連携して,重点的な支援を行ってきました。
 これまでの取組によって得られた,栽培のポイントや,管内での生産事例について,多くの農業者に知ってもらい,園芸品目への取組意欲を向上させるため,平成25年3月6日,黒川地域野菜生産推進研修会を開催しました。黒川地域の認定農業者,集落営農組織,直売所出荷者35名が参加しました。
 普及センターからは,たまねぎ,冬どりキャベツ,曲がりねぎの導入のポイントや収益性について,JAからは土地利用型野菜の生産・販売状況について説明しました。その後,たまねぎ,冬どりキャベツ,曲がりねぎに取り組んでいる生産者3名の事例発表を行いました。
 また,黒川地域の野菜を利用している大衡小学校の平間栄養教諭より,「地元野菜の良さと農業者への期待」というテーマで,食材の利用方法や栄養教諭としての地元野菜を使いたい理由を講義いただきました。
 実際に取り組んでいる農業者の声や,地元野菜を利用している方の話を聞く機会はあまりなかったため,とても良い機会となり,学校給食向けの出荷に意欲を示す参加者も見られました。
 普及センターでは,土地利用型野菜の安定生産による所得増大に向けて,今後も支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8320
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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