宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

農産加工を学ぶ穀菜会~ピクルス編~

2013年03月26日 16時36分42秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

  色麻町にある農産物直売所(平沢穀菜センター)の指定管理者である穀菜会(会員56名)が,品揃えの充実を図る目的で農産加工の勉強会を行いました。
 普及センター職員が講師となり,衛生管理の話に続きピクルス2種(根菜と古漬)を実習しました。18名の女性会員が参加し,正しい手洗いを行うこと,微生物の耐熱性や変敗原因菌を知り,道具・容器類の洗浄を徹底すること等のポイントを踏まえ,次亜塩素酸ナトリウム水溶液による野菜の殺菌処理の後に切断,調味液(ピクルス液)を調製し瓶詰めしました。
 既に農産加工(漬物やトマトケチャップ)に取組んでいる会員からは自分の殺菌方法の再確認,野菜の切り方や温度設定等の質問が飛び交い,大変賑やかな勉強会となりました。
 製造したピクルスの食べ頃は約1週間後で,それぞれの食卓を飾ることとなりますが,新たに農産加工へ取組む会員が現れることも期待されます。
 普及センターでは組織の活性化と売上アップに向け,農産加工や生産技術等を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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法人化を考える~経営発展に向けて~

2013年03月26日 16時27分18秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

  大崎農業士会(会長 佐々木郁郎:指導農業士11名,青年農業士7名)では,「法人化」をテーマに研修を行いました。
 意見交換の前段として,それぞれの経営に活かすため,農業振興班から次年度の事業概要と沿岸部を中心とした法人化の動きについて情報提供を受けました。生産体制整備を支援する事業には質問が集中し,生産拡大や品質向上へ向けた意欲と関心の高さがうかがえました。
 意見交換では,有限会社 平柳カントリー農産の取締役である佐々木会長から,法人化の経緯やメリット等について話題提供がありました。エノキダケ生産によって周年雇用を実現したことや,大豆乾燥も可能なライスセンターに改装したこと,常に変動費と損益分岐点を意識していることなど,迅速な意思決定によりここまで経営が発展してきたことが良くわかりました。
 また管内の「人・農地プラン」作成状況についても話が及び,策定した地区の考え方や経緯を普及センターから情報提供したところ,「法人化」「人・農地プラン」を検討する動きにつながりました。
 普及センターでは,担い手の育成に不可欠であり,かつ地域農業を牽引する農業士の活動を支援してまいります。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
 TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910


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加美よつば農協が加工・業務用キャベツ栽培講習会を開催

2013年03月26日 13時39分07秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

去る3月1日JA加美よつば営農センターにおいて,来年度の作付けに向けて良品質の加工・業務用キャベツを多く生産するため,JA加美よつば主催で栽培講習会が開催されました。
  当センターからは,24年度の畝立て同時施肥技術の実証ほの結果について,施用した有機質資材の窒素発現により追肥を省くことができ,収量も慣行に比べ同等以上であったことを説明しました。また,経営指標の情報を提供し,GAPの取組みについても提案しました。
 出席した実需業者からもGAPの取組について,是非,生産者に取組むよう要望がありました。
 普及センターでは,引き続きJA等の関係機関と連携して,加工・業務用キャベツ生産者の技術向上を支援していきます。
                                                                  
<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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古川農協が業務用ネギ栽培講習会を開催

2013年03月26日 13時35分41秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

去る2月7日,来年度の作付けに向けて良品質の業務用ネギを多く生産するため,JA古川主催で栽培講習会が開催されました。
  当センターからは,秋冬ネギ栽培の注意点と病害虫防除について説明し,経営指標を情報提供しました。
 生産者からは,経営指標が自らの経営を見直すきっかけになったこと,調製作業時間を減らしたいといった意見がありました。
 普及センターでは,引き続きJA等の関係機関と連携して,業務用ネギ生産者の技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910

 


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加美よつば農協が加工トマト栽培講習会を開催

2013年03月26日 13時30分13秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

去る2月22日,JA加美よつば営農センターにおいて,来年度の作付けに向けて良品質の加工トマトを多く生産するため,JA加美よつば主催で栽培講習会が開催されました。
  当センターからは,24年度の実証ほの結果について,農協が生産販売している堆肥「エコ堆」1,000kg,イセグリーン500kgを栽培ベッドに施用し,硫安を畝内施用すると,慣行に比べ10a当たりで4,000円程度コスト削減できたこと,有機質資材の窒素発現により追肥を省くことができ,収量も慣行に比べ同等以上であったことを情報提供しました。また,次年度は,今年度同様に畝立て同時施肥技術と株間を狭くする試験に取組む予定です。
 普及センターでは,引き続きJA等の関係機関と連携して,加工トマト生産者の技術向上を支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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小野田採種組合、水稲採種の品質向上と法人化に関する勉強会を開催

2013年03月26日 10時20分48秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 加美町の小野田種子生産組合では,3月9日に第51回通常総会を開くとともに,水稲採種の栽培講習会と,法人化に関する勉強会を行いました。
 栽培講習会では,①浸種・催芽は,昨年の登熟期間が高温だったため,休眠のばらつきが大きいので,十分に確実に。②異株は多発が予想されるので抜き取りは株全体で。③ばか苗病の対策は,昨年と同様に採種ほ周辺農家の育苗巡回,電子地図を利用した周辺ほ場200mを含むマップを用いて発生状況の確認することを説明しました。組合からは,近年問題となっている多年生雑草対策として,昨年実施した展示ほで1剤で除草効果の高かった「ドウジガード」を導入することのほか,労賃をもらい共同で,バサグラン剤等の中・後期剤の茎葉散布を行うことも考えているという話も出されました。
 法人化に関する勉強会では,加美町の(農)KAMIXの事例を参考に,雷集落を法人化した場合について話し合いました。高齢化で採種のほ場管理作業が滞る現状の解消と担い手確保,均一な目でほ場管理を行っていくため,法人化に賛成だという意見が出されました。今回の勉強会だけでは,まだ方向性が見えないので,今後とも勉強会を行うこととしました。今後とも普及センターでは品質の向上と法人化を支援して行きます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター      先進技術班
 TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910


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仙台の伝統的な野菜に関する打合せ会

2013年03月26日 09時07分00秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 仙台普及センター管内には伝統野菜といわれる「仙台白菜」,「仙台芭蕉菜」,「仙台雪菜」,「仙台曲がりねぎ」などがあります。これらは,「仙台伝統野菜」として広く認識されていますが,仙台伝統野菜の生産場所や品種などが明確にされていない状況でした。そのため,関係機関とともに12月と3月に打合せ会を開催し,仙台の伝統的な野菜の定義を決め,今後生産振興をしていくことにしました。
 打合せ会の中では,仙台伝統野菜の名称や品種,地域を決めました。また,今後仙台地域で長く栽培し続けられ,仙台伝統野菜としてふさわしい野菜が出てきた場合,関係機関と協議し仙台伝統野菜として位置づけていくことにしました。
  今後,ホームページなどで仙台伝統野菜の情報発信を行いPRしていくとともに,生産振興についても関係機関と協力し様々な活動を通じて支援していきます。

〈連絡先〉
  宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第一班
  〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
  TEL:022-275-8410
  FAX:022-275-0296
  E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp


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土地利用型園芸作物導入研修会を開催しました

2013年03月26日 08時38分19秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 水稲や大豆が経営品目の主体である集落営農組織などが経営体質強化を図るための一つの方法として,園芸作物の導入が有効と考えられます。そこで,比較的導入時の初期投資が少なく,契約栽培等による安定取引も期待できる土地利用型園芸作物の新規導入に向けて,3月6日(水)にエポカ21(栗原市志波姫)において研修会を開催しました。
  はじめに,6次産業化プランナーとして活躍されている中小企業診断士の本田茂氏から,「土地利用型園芸作物を活用した経営体力アップに向けて」と題して講演をいただきました。講演の中で,直接取引等が増えてきている園芸作物の流通状況や,主な品目の用途と需要の実態,県内の経営体での導入事例と6次産業化の取組状況などについて紹介いただきました。また,どの品目を導入するにせよ,事前に綿密な事業計画書を作成することが重要だと強調されていました。
  次に,普及センターから「栗原地域におけるキャベツの作型拡大の取組」と題して,栗駒耕英地区での夏秋どり実証ほ,志波姫地区での冬どり実証ほ,高清水地区での春どり実証ほにおける調査成績等を報告しました。
  参加した生産者からは,キャベツの冬場の出荷にぜひ取り組みたいので,作型の安定化や,低温貯蔵技術などを確立してほしいなどの要望が寄せられました。キャベツなど土地利用型園芸作物の新規導入と安定化に向けて,今後も支援を継続します。

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班 
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-6144


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