山間地域の寒さを逆手に取りながら水源の町ならではの清流を活用して風味と甘味を一層引き出した「寒ざらしそば」が、川崎町内そば提供店6店と町内そば製粉2業者の連携・協同のもと提供開始されます。
同町では将来にわたって誇れる特産品の育成のためそば粉の普及拡大をはかってきました。
そこで、4月から県をあげて取り組むディスティネーションキャンペーンを契機に認知度向上をはかるべく、「寒ざらしそば」の試食会が開催されました。
冒頭に寒ざらしそば取組みプロジェクト委員代表から工程の説明があり、名取川や白石川の源流である青根温泉の豪雪地の水温2~3℃の小川に1月20日から水漬け、毎日玄そばの入替・アク抜きをし2月3日に立春にあわせ水揚げ、目標水分まで約一ヶ月寒風で通風乾燥し製粉したとのことでした。
更に、「寒ざらしそば」の歴史や長所及び効能の説明があり、そば打ち実演の後の試食では、通常の二八そばと3種類の寒ざらしそば(石臼びき、ロールびき、色彩選別)の茹でたて4点盛りそばは見た目もそれぞれ違いがあることから大いに話が盛り上がりました。
講評に移り、同町長から多くの人の努力に賞賛とねぎらいの言葉があり、大河原地方振興事務所からは来るべきディスティネーションキャンペーンでのもてなしや意気込みに対し期待が述べられました。プロジェクトメンバーからは4月以降に各店舗に足を運んでもらいたい旨お誘いの言葉がありました。
普及センターでは関係機関と連携しながら、そば栽培と組織的な加工と利用の推進を一層支援していきます。