石巻市北上町橋浦に石巻市が被災地域農業復興総合支援事業を活用して整備した共同乾燥調製貯蔵施設(カントリーエレベーター)が完成し稼働開始した。
東日本大震災で大きな被害を受けた北上町,河北町の農家が利用するもので,地域農業の再生を目的に建設された。約9,000㎡の敷地に300tの貯蔵タンク10基を配置し,水田450haの受益面積となる。
石巻市農林課では「初期投資の負担を軽減される点から,被災した農家にとって営農再開の後押しになる。農地復旧に合わせてどんどん利用してほしい。」と話している。
また,利用した農家も「非常に助かっている。乾燥調製をどうするか困っていたが,カントリーエレベーターができて作業も順調にいった。」と無事収穫作業を終えた感想を話していた。
今後も普及センターでは被災地域での営農再開に向け支援を継続していきます。
≪連絡先≫
宮城県石巻農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0225-95-1435 FAX:0225-95-2999