宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

栗原市花山小豆畑地区の世代間交流会開催

2013年10月25日 15時11分59秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 栗原市花山小豆畑地区は栗駒山麓南東部の丘陵地にあり,戦後に開拓地として入植した地域です。小豆畑地区コミュニティ推進協議会(会長 菅原一之氏)では,遊休農地を活用し,きび,えごま,さつまいも,大豆,さといも,だいこんを共同で栽培しています。小豆畑地区では高齢化が進んでおり,子供の姿を見る事も少なくなったため,共同で栽培したさつまいもやだいこんを子供たちと一緒に収穫し,手作りの料理を食べながら交流を図る「世代間交流会」を開催しました。
 交流会には花山小学校(校長 鈴木永二先生)の児童24名と校長先生を招き,地区の高齢者や関係機関職員など,約50名が参加しました。最初に菅原会長,鈴木校長が挨拶し,その後,普及センターからさつまいもとさといもの栽培や栄養上の特性,収穫作業の進め方について説明,作業を開始しました。刈り取ったさつまいもの茎を畑の外へ運び出すのは大人でも大変な仕事ですが,高学年の子供たちが一生懸命取り組み,低学年の子供と高齢者がいもを掘り取るなど,力を合わせて楽しく,作業を進めました。収穫したさつまいもは,岩手・宮城内陸地震や東日本大震災で活躍した手作りの竈で焼き芋にしました。また,さといもやだいこんが入った芋煮,小豆畑地区で採った栗がたっぷり入った栗ごはんのおにぎりなど地域の産物がまるごとつまった食事をほおばりながら,子供たちと交流を深めました。
 今後も小豆畑地区では遊休農地を活用して,地域特産物の生産・販売や地域内の交流事を進めていく予定です。

力を合わせていも堀り作業        地域がつまった料理を食べながらの交流

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする