宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

生産者―消費者をつなぐ窓口…安心安全な農産加工品のための食品表示研修を開催

2013年10月29日 17時09分48秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 食の安全に対する消費者の関心は高く,食品表示は,生産者が消費者に商品の特性を伝えるための手段として重要な役割を果たしています。亘理地域の農産物を活用した農産加工活動の振興を目的とした女性農業者起業活動支援事業キャリアアップ研修会は,「食品表示の留意点について」をテーマとして平成25年10月17日(木)に開催しました。

 研修会にはJAみやぎ亘理の直売所である「おおくまふれあいセンター」に加工品を出荷している生産者17名と関係機関職員9名の計26名が出席しました。

 一般財団法人 日本食品分析センター 齋藤紀子課長を講師に迎え,加工食品の表示,特に注意が必要なアレルギー表示や期限表示等のほか,品目毎のケーススタディについての講話や表示点検実習が行われました。

 スライドを使って詳しい説明があり,盛りだくさんな内容で予定の時間を超過してしまいましたが,出席者からは米加工品の表示や安全係数等についての質問も活発に行われ,もっと話を聴きたいようすでした。普及センターが生産者にアンケートを実施したところ,「とてもわかりやすく参考になった。」「おいしく食べられるよう,期限にも気を配りたい。」等「研修は有意義だった。」との意見が寄せられました。

 また,研修要望については「食材の活かし方」「賞味期限の設定」等が挙げられました。普及センターは今後も地域の加工品の安全・安心を確保する支援を続けていきます。

亘理農業改良普及センター

<連絡先 TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143>

 

 

 


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33日間の農業大学校先進農業体験学習が終了しました

2013年10月29日 11時10分27秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保

 

農業大学校の先進農業体験学習として園芸学部の1年生3名が,9月2日から10月4日までの33日間,本吉管内の農家で農作業や農家生活を体験しました。今年は,南三陸町の果樹農家,気仙沼市の施設園芸農家の方々に研修生を受け入れて頂きました。

 研修初日の開始式では,3名の学生はかなり緊張した面持ちでしたが,3日目に開かれた本吉地区4Hクラブ主催の農大生激励会で,先輩の農業青年から当時の体験談等を聞き,研修のペースをつかむきっかけになった様子で,一週間も経たぬうちに受入農家の家族の一員として,農作業に取り組み始めました。

 また,受入農家の配慮で,地元神社例祭の「打囃子」に参加し,地域の文化・風習を体験したり,部会行事の視察研修に同行して近隣の生産者と一緒に他産地を見学する学生の姿も見られました。

 研修の終了式では,「今まで経験したことが無いことを沢山経験できた」という達成感に満ちた感想も聞かれ,受入農家からは,生活面での課題を指摘しつつも研修期間中の努力を褒め,「これからの学生生活の糧にして欲しい」,「機会があったら訪ねてきて欲しい」等の言葉が送られました。

 

<連絡先>

宮城県本吉農業改良普及センター 地域農業班

988-0341 宮城県気仙沼市本吉町津谷桜子202

電話 0226-29-6044


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