4月15日(火),丸森町のいちじく生産者を中心にいちじくの苗木作りの研修会を行いました。参加者は町内のいちじく生産者10名で,大量の穂木が用意されました。
丸森町いちじく部会では,主に「丸森在来」という品種を栽培しています。この品種は寒さに比較的強く,収穫された果実は主に加熱調理用として市場や町内外の農産物直売所で販売されます。
これまでも各自でいちじくの苗木作りを行ってきましたが,今回は改めて穂木の取り方の研修を行い,その後全員で実習しました。できあがった穂木はマルチの張った畑に挿して,苗木とします。この畑は,実証展示ほも兼ね,会員の勉強の場として,今後も活用していきます。
苗木は,新規会員の勧誘や現在の会員の補植用として使われます。準備した畑が大きく,会員も夢中になって穂木作りを行った結果,1000本以上の穂木をとり,挿し木を行いました。天気も良く,会員どうしが和気あいあいとした雰囲気で研修をしました。
今後も丸森町のいちじく部会員の資質向上と新たな会員獲得に向けて指導していきます。
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター 地域農業第一班
TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138
(みんなで穂木をとっています)