令和2年4月14日に,JAいしのまき主催でだて正夢の栽培講習会が開催されました。だて正夢は低アミロースの極良食味品種であり,当普及センター管内においては令和2年度は,昨年度より15ha増加の72haの作付けが予定されています。
最初に,JA全農みやぎから米穀情勢とだて正夢の販売促進に向けた取り組みについて説明があり,続いて普及センターから品種特性や,それに応じた栽培管理のポイントについて以下の説明を行いました。
①栽植密度は60~70株/坪とすること。
②基肥はひとめぼれと同程度施用し,適切な穂数を確保すること。
③堆肥の施用などを行った上で,追肥については減数分裂期に窒素成分で2kg/10a施用し,生育期間後半の葉色を維持して,登熟歩合を向上させ,玄米千粒重を確保すること。
④適正な白米アミロース含有率とし,玄米タンパク質含有率を基準値以下にするため,5月中旬に田植えを行い,高温登熟と登熟遅延を回避すること。
参加した農業者は,だて正夢の栽培ポイントを改めて確認できる場となりました。
普及センターでは,現地栽培技術普及展示ほを設置し,だて正夢の収量確保と品質向上に向けて支援していきます。
<連絡先>
宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0225-95-7612 FAX:0225-95-2999