4月に入り,10日は南郷地区,17日は松山地区,21日は涌谷地区と管内各地で小麦の現地検討会が開催され,田植え準備など農作業で忙しい中,多くの生産者が参加しました。
例年は,農協の会議室等で今後の肥培管理等についての座学を行ってから現地ほ場を巡回していましたが,今年は感染症対策もあって室内での講義部分は省略して資料配付のみとし,現地ほ場での巡回調査・検討に重点を置いた検討会としました。
検討会では,参加した生産者のほ場を巡回して生育状況を調査し,減数分裂期追肥の時期や施肥量等を中心に検討しました。今年の小麦は,昨年10月の台風19号の影響で播種が遅れたところも多く,生育量の確保が心配されたところでしたが,暖冬の影響もあってか,多くのほ場で小麦が順調に生育しており,5月10日頃には出穂期を迎える見込みです。
小麦の栽培においては,今回の追肥判断の後も,赤かび病の防除や適期収穫など,収量や品質に大きく影響する時期が続くので,普及センターでは今後も小麦の安定生産のために継続して支援していきます。
<問い合わせ先>
美里農業改良普及センター 先進技術班 TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225