宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

令和2年産小麦の現地検討会が開催されました

2020年04月24日 13時05分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 4月に入り,10日は南郷地区,17日は松山地区,21日は涌谷地区と管内各地で小麦の現地検討会が開催され,田植え準備など農作業で忙しい中,多くの生産者が参加しました。
 例年は,農協の会議室等で今後の肥培管理等についての座学を行ってから現地ほ場を巡回していましたが,今年は感染症対策もあって室内での講義部分は省略して資料配付のみとし,現地ほ場での巡回調査・検討に重点を置いた検討会としました。
 検討会では,参加した生産者のほ場を巡回して生育状況を調査し,減数分裂期追肥の時期や施肥量等を中心に検討しました。今年の小麦は,昨年10月の台風19号の影響で播種が遅れたところも多く,生育量の確保が心配されたところでしたが,暖冬の影響もあってか,多くのほ場で小麦が順調に生育しており,5月10日頃には出穂期を迎える見込みです。
 小麦の栽培においては,今回の追肥判断の後も,赤かび病の防除や適期収穫など,収量や品質に大きく影響する時期が続くので,普及センターでは今後も小麦の安定生産のために継続して支援していきます。

  <問い合わせ先>
  美里農業改良普及センター  先進技術班    TEL 0229-32-3115,FAX 0229-32-2225


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優良種子生産は育苗管理から。水稲採種組合の育苗巡回を行っています。

2020年04月24日 11時37分26秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 大崎農業改良普及センター管内には4つの水稲採種組合があり,宮城県の水稲種子の約6割を生産しています。普及センターでは管内の全ての採種組合員の育苗ハウスを巡回し,管理状況や生育状況を確認しています。例年は組合員も同行し,組合員同士で育苗管理についての情報交換をする場となっていましたが,今年度は普及センター職員と農協担当者のみで巡回をしています。
  各組合とも,育苗ハウス掲示用の見取り図や品種名を記した立て札が設置され,異品種混入防止のための管理が徹底されていました。4月中旬の低温により,一部苗の生育が緩慢なものも見られましたが,多くの生産者では生育が良好で,5月中旬には順調に田植えを迎えられる状況でした。
 普及センターでは,引き続き優良種子生産に向け,異品種混入防止や病害虫防除の徹底について支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910


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水稲育苗講習会が開催されました。

2020年04月24日 08時44分43秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

 令和2年4月20日と21日の2日間,JAみやぎ亘理が主催する水稲育苗講習会が開催されました。1日あたり3カ所の計6カ所の会場を回り,気象情報に基づく温度管理,晩期栽培を組み合わせた作期分散,移植後の管理などについて説明しました。

 新型コロナウイルス感染拡大の防止策として,マスク着用の他,携帯型拡声器を使い,人との距離を十分取りながら説明を行いました。

 参加者からは「育苗は1年に1回しかない。毎年1年生になるから,ちゃんと確認しないと」といった,熱心に質問される生産者も見られました。

 令和2年産米の品質向上に向け,普及センターでは引き続き支援していきます。


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