令和7年3月28日、事業承継を検討している大崎地域の農業法人等を対象に「令和6年度大崎地域の農業法人等の事業承継を考える研修会」を開催しました。
全国的に生産年齢人口の減少が問題となる中で、農業の担い手確保はさらに深刻で重要な課題です。そこで、地域外から後継者を育成・確保し、事業承継に取り組んだ農業法人の事例を学ぶことで、地域農業の維持と発展の一助とすることを目的に開催しました。
先進事例として、角田市の株式会社舘島田Dero大泉代表取締役と小野相談役から、農事組合法人から株式会社に組織変更することで、担い手確保と地域農業の維持を図った経緯と具体的な手続きなどについて紹介していただきました。
出席した法人等からは、それぞれが抱える問題や、担い手の確保方法など、踏み込んだ質問や意見交換が行われました。大泉代表取締役や小野相談役からは、地域での話し合いを早期に始めることが重要であると力強いアドバイスがありました。さらに、研修会終了後は、連絡先を交換する姿も見られ、今後の交流にも繋がった有意義な研修会となりました。
普及センターでは、引き続き、地域農業の維持発展のため、農業法人等の課題解決を支援していきます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術第一班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910