昔は自分の家で作ることが日常だった味噌ですが、発酵文化が根付く大崎地域でも手作り味噌を見ることは少なくなりました。大崎市内で自家栽培の大豆と米を使った味噌を製造販売し、味噌づくりのワークショップも行う坂井農産の坂井悦子さんは、地域の方々や子供たちを対象に、冬期間味噌づくりの指導に当たっています。
令和7年3月3日、大崎市鳴子温泉の鬼首地区公民館で市民向けの手作り味噌講座が開かれました。今年で12回目となる味噌づくり講座は、公民館主催の行事で、毎年楽しみにしている参加者が多く、ベテランから今年初めてという初心者まで男女27名が参加しました。
あらかじめ蒸した大豆を丁寧につぶし、つぶした大豆と麹と塩をしっかり混ぜ合わせる作業は体力が必要ですが、参加者は疲れも見せず楽しそうに作業を行っていました。混ぜ合わせた後は、各自味噌樽に移し持ち帰りました。2か月後、5か月後に手入れをして、およそ10か月後に食べられるようになります。
普及センターでは、これからも農村女性の活動を支援してまいります。
大豆は足で踏みつぶします
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
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