
新型コロナウイルスの影響で,農業分野においても様々な影響が発生しており,これからの農業経営をどのように進めていくべきか,農業者の方々はいつもに増して判断が難しい状況にあります。
そのため,令和3年2月3日に,コロナ禍での経営判断の基礎となる「経営の現状分析と予測の手法習得」をねらいとした,亘理名取地区地域営農推進研修会を,管内の農業法人を対象に開催しました。
HS経営コンサルティング株式会社代表取締役で中小企業診断士である,本田茂氏を講師に招き、「新型コロナウイルス感染症の影響下で考える農業経営」のテーマでご講演を頂くとともに,普及センターからも「農業の事業継続」と題してBCP(事業継続計画)等の情報提供を行いました。
部門別損益の分析,予測損益や資金繰り表の作成による対策検討等,実例を交えた本田先生の説明を25名の出席者は熱心に聴講し,事後アンケートでは,「今後、自社でも取り入れていきたい」という前向きな回答が多数見られました。
普及センターでは,管内の農業経営の発展のために,今後も関係機関と連携しながら支援を行っていきます。