JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会は,小ぎく栽培を中心に販売金額を伸ばしており,宮城県の小ぎく産出額に占める割合は約3割で県内第2位の産地となっています。しかし,昨年の東日本台風では,自宅やほ場に大量の土砂や濁水が流入し,甚大な被害がありました。その後,復旧へ向けた生産者と各関係機関の協力により,多くの部会員が今年も被災前と同程度の面積の栽培に取組むことができ,お盆やお彼岸の需要期には例年どおりの品質を確保して出荷することができました。キクの出荷においても,新型コロナウイルス感染症による販売量の減少や価格の下落などが心配されましたが,平均販売単価は高く推移し,販売額は令和元年度比94%(11月17日現在)と台風被害前までに持ち直しました。JAみやぎ仙南丸森地区花卉部会では来年も鮮やかな花を届けられるよう,既に準備を始めています。
【土砂が流入したほ場】
【再開後,見事に咲いたキク】
〈連絡先〉大河原農業改良普及センター
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