JAみやぎ仙南角田いちご部会(角田市,丸森町 部会員12名)は6月10日で令和2年産いちごの出荷を終了し,7月7日に部会の総会と次作に向けた研修会を開催しました。令和2年産いちご栽培では,昨年秋の東日本台風によりハウスの倒壊,冠水・浸水,うねの崩落など甚大な被害がありましたが,生産者の頑張りと関係機関の支援・協力により全戸が復旧し栽培を継続しました。出荷開始が大幅に遅れるなど影響はありましたが,例年よりも出荷を延長するなど最後まで努力を重ね,その結果,出荷量64,426kg(前年対比82%),販売金額66,768千円(前年対比77%)まで挽回することができました。
総会では,今後の販売拡大に向け部会活動を活発化していく事業計画が承認されました。引き続き行った研修会では,普及センターより冠水や浸水により悪化した土壌状態に対する改善対策や経営安定に向けて収量向上を目指す技術対策について講習を行いました。
部会員各戸では既に,次作に向けた育苗とほ場の準備作業が進んでいます。前作からの努力が実り,次は減収を取り戻す以上の成果が上がることを期待します。
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