わさびの消費量は近年海外で急増していますが、国内では西日本の産地を中心に温暖化による気温上昇等で生産量が減少し、深刻な原料不足となっています。
このため、夏季冷涼な東北地域での生産拡大が期待されていることを受け、大崎農業改良普及センターでは、令和4年度からわさび加工メーカーの金印株式会社(名古屋市)と連携して栽培実証ほ場を設置し、わさび栽培の普及に取り組んできました。
この結果、6月下旬に初収穫を迎えることになったため、令和6年6月7日に関心の高い農業者を集めた現地検討会を開催しました。加美町の実証ほ場では、昨夏の猛暑にも関わらず順調に生育しており、実際にわさびの株を引き抜いて収穫調整のデモンストレーションを行いました。参加者は、初めて見る畑わさび栽培に関心も高く、栽培に意欲的な発言も聞かれ、今後のさらなる普及拡大が期待される検討会となりました。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0229-91-0727 FAX:0229-23-0910