令和2年7月17日に,利府町にある部会員の園地を会場として,JA仙台利府梨部会の現地検討会が開催され,部会員や新たに就農を予定している方,地域おこし協力隊の方たち計約40名が参加しました。
はじめに園主の引地さんから,自園地の生育状況や栽培技術に関すること,管理する上で力を入れていることなどについて説明があり,長年の経験から培われてきた技術や知見が共有される有意義な会となりました。
当普及センターから,梨の重要病害である黒星病が,6月下旬以降,感染に好適な気象状況となっていることから,感染拡大防止のための管理ポイントについて指導しました。また,今年度は国内各地で果樹カメムシ類の発生量が多くなっており,注意喚起するとともに,発生を確認したときは早期防除するよう指導しました。
新型コロナウイルス感染症の影響で,これまで部会員が集まる場をもつことが控えられていましたが,今回は久しぶりの現地検討会となり,参加者の間で自園地の状況や今年の梨づくりの課題などについて,活発に情報交換や話し合いが行われました。
赤間部会長からは,「コロナに負けず,今年もみんなで美味しい梨づくりのため,がんばろう!」と部会員に対して掛け声がありました。当普及センターは,今後も産地の盛り上がりの一助となるよう梨部会の活動を支援していきます。
〈連絡先〉
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