宮城の農業普及現地活動情報

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産地の維持拡大のためにしゅんぎく栽培ほ場・集荷場視察研修会が開催されました

2024年07月25日 10時35分27秒 | ④園芸産地の育成・強化支援

管内のしゅんぎくは、昭和40年代初め頃から亘理町を中心に栽培が始まり生産量は年間90トンにのぼり、周年出荷の産地として消費者・実需者からの人気も高く、主に京浜や仙台市場に出荷されています。

生産者の高齢化により産地維持が課題となっていることから、JAみやぎ亘理逢隈野菜部会のしゅんぎく生産者全戸への意向調査を実施し、遊休施設等について把握した上で、亘理町、山元町内から新規作付者、作付規模拡大者を募ることになりました。

令和6年7月5日にJAみやぎ亘理主催で初めて行われた栽培ほ場・集荷場視察研修会には、4名(新規1名、規模拡大3名)の参加があり、亘理町内のベテランしゅんぎく生産者のほ場を見学し、栽培時期や病害の対策方法について学び、その場で袋詰め調製作業の実演も見学しました。また、集荷場では生産物を傷みにくくする真空予冷庫も見学しました。 

今後は、8月に栽培研修会で当普及センターから基礎的な栽培技術の情報提供を行う等を通じて9月からの作付拡大を目指しています。

当普及センターでは、既存の園芸産地の維持・拡大を継続して支援していきます。

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