令和6年7月4日(木)、山元町の株式会社一苺一笑において、ホテル等の料理人3人が参加し、みやぎ食材伝道士認定に向けた「いちごの採苗作業実習」が行われました。みやぎ食材伝道士認定事業は、農作業実習等を通して生産者と料理人が交流を深め、料理人の方々により深く仙台地域の食材に関心や愛着を持っていただくことで、地域食材の利用拡大を推進することを目的に、平成19年度から実施しているものです。一定の現場実習を実施した料理人を認定し、料理の提供を通じて生産者の想いを消費者に伝え、消費者の地産地消に対する意識向上に寄与することを目指しています。
実習では、指導農業士でもある株式会社一苺一笑の佐藤拓実代表から、いちごの生理生態や施設の特徴等の説明を受けた後、採苗と苗挿しを行いました。参加者は、高さ2m程度のベンチから垂れ下がっているいちごのランナーを、ひとつずつ丁寧にハサミで切り離していました。続いて、トレイにそれぞれピンを使って苗を立てるように固定する苗挿し作業に取り組み、作業が正確で早いことに、合格点をもらっていました。
参加した料理人の皆さんは、いちご栽培について理解を深め、次回予定されている定植や収穫等の実習にも意欲的でした。
普及センターでは今とも当地域の農産物の利活用拡大に向けた取組を支援していきます。
<連絡先>宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143