
近年、農業法人等の高齢化や担い手不足が深刻化していることから、これらの課題を解決するために雇用の導入を検討・強化する傾向が強まっています。
加えて、農業経営者にとって、経営を支える担い手を育成し、長く働いてもらう環境を整備することはますます重要となっており、労務管理に関する法令等の幅広い知識の習得が求められています。
この課題解決の一助とするため、管内の農業法人等を対象に、労務管理に関する研修会を12月9日に大崎合同庁舎会議室を会場に開催しました。
「『農業法人等の労務管理について』~これからでも間に合う~」と題して、県農業経営・就農支援センター等の専門家として、多くの農業者等への支援で実績のあるすずき労務経営コンサルタンツ代表の鈴木大輔氏から、労務管理のポイントについて講演をいただきました。
従業員を採用する際の、募集・採用から更新終了(定年等)に至るまでの各段階における関係法令を基に雇用者として留意しなければいけないポイントを御教授いただきました。
特に、令和6年に改正された労働基準法等の関係法令に関する労務管理事項や「パート従業員の『壁』」等、タイムリーな話題を含めて丁寧に解説いただきました。
3時間に及ぶ研修会でしたが、参加した皆さんは、熱心に講義に聞き入り、雇用を導入する際の雇用者責任について改めて学ぶ有意義な研修会となりました。
普及センターでは、研修会等の開催を通じて引き続き、農業者等の課題解決を支援してまいります。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910