
県では本県に適する水稲品種を選定するため,水稲優良品種決定調査を実施しており,このうち古川農業試験場で基本調査を実施し,県内各普及センターでは供試品種・系統の地域適応性を調査・検討しています。大崎農業改良普及センターでは西部丘陵地帯(県北の標高70m~250mの地帯)における適応性を検討するため,加美町小野田地区に調査ほを設置しています。
5月15日は,2品種・3系統(品種になる前の稲)の田植をしました。担当農家の協力をもらい田植機で8条ずつ植えてから,普及員5人がかりで補植(欠株に手で苗を植えること)を行いました。補植は各調査区の植付株数や植付本数が同じ条件となるようにする大切な作業です。優良品種・系統を選定するための調査は,出穂期や成熟期,収量性調査などを今後実施し,県全体で成績が検討されます。
<連絡先>
宮城県大崎農業改良普及センター 先進技術班
TEL:0229-91-0726 FAX:0229-23-0910