令和6年2月2日に、気仙沼金のいぶき協議会による標記反省会が開催され、会員4名が出席しました。普及センターは講師として参加し、今年の作柄や来年に向けた対策について検討を行いました。
本年度は、追肥などの栽培管理を丁寧に行った結果、高温下でも概ね適正な葉色・茎数が確保されました。一方、刈取適期になっても籾水分が高く推移したことから、刈り遅れによる穂発芽が発生し、収量・品質は伸び悩みました。
このため、来年産に向けた対策として、土づくり、適期刈取等の実施について確認するとともに、参加した生産者からは「水が十分確保できたほ場で比較的収量・品質が良かったので、高温下では出穂後の水の確保により留意したい」など、来年の作付け拡大に向け、積極的な意見が交換されました。
また、令和6年産「気仙沼金のいぶき」の作付けを希望する声も上がり、プラスチック被覆肥料を使用しない、貝殻を使った土づくりを行うという2つの独自要件の徹底について、改めて確認しました。
<連絡先>
宮城県気仙沼農業改良普及センター 先進技術班 TEL:0226-25-8069 FAX:0226-22-1606