宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

お米の利用促進研修会を開催

2011年03月04日 09時02分36秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 3月1日に仙台市農業園芸センター加工棟において、お米の利用促進研修会を仙台市との共催で開催しました。管内生活研究グループ員及び関係機関が参加し,有限会社菅原商店米粉アドバイザー菅原啓子氏を講師に招いて「米粉の現状と利用方法」,「米粉を使った簡単おやつ」と題し,講義および実演指導をいただきました。
 講師から,米粉は製粉方法により性質が異なり味も違う,小麦の代用品ではなく米の特性が活かせる製粉方法や使い方をしていく必要がある,学校給食での米粉パンを例に,米粉は一時的なブームではないというお話があり,参加者は熱心に聞き入っていました。マシュマロもちキット及びチョコレートケーキキットを使った実演では,電子レンジで簡単にできるお菓子作りに感心の声があがっていました。 最後にGOPANで作った米パンの試食もあり,小麦とは違う米由来の甘みやもちもち感を実感していました。
 参加者は,米粉の活用等によりお米を年間3kg多く食べようと意識を新たにし,有意義な研修となりました。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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JAあさひな園芸特産振興研修会

2011年03月03日 16時19分36秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成




 2月21日にJAあさひな営農センター(大和町)を会場に、園芸特産振興研修会を開催しました。はじめにJAあさひなの産直活動や仙台普及センターによる支援活動を紹介し、その後に「直売で、お客様の笑顔と出会おう」と題したパネルディスカッションを行いました。
 パネリストに名取市「サンサンメイト」副会長渡辺幸子氏、蔵王町「産直市場みんな野」取締役勅使瓦幸一氏、仙台市「みどりなやさい」主宰シニア野菜ソムリエの齋藤緑氏を迎え、それぞれの活動内容や冬場の品揃えなど工夫している点を紹介していただきました。
 研修会には産直会員70人あまりが参加され、皆熱心に聞きいっていました。黒川郡の園芸農家はJA直売所や学校給食、進出企業の社員食堂等に野菜等の食材を提供しています。
 普及センターでは、今後も黒川郡の園芸振興と園芸農家の所得拡大を目指し支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 地域農業班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8320
FAX:022-275-0296
E-mail sdnokai@pref.miyagi.jp

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第2回集落営農推進研修会開催「集落営農の優良事例に学ぶ」

2011年03月02日 15時54分35秒 | その他
 仙南地域は,兼業農家や畜産,園芸中心の担い手が多いため,集落営農としての取組は12組織と少なく,組織の運営管理や土地利用の合理化,リーダー育成など課題を多く抱えています。
 そこで,地域の実情に応じた特色ある集落営農の育成を目的に,大河原地方振興事務所とみやぎ仙南農業協同組合の共催で,平成23年2月25日(金)に大河原合同庁舎を会場に本年度2回目となる「集落営農推進研修会」を開催し,農業者,関係機関約120名が参加しました。
今回は,仙南地域と同じ中山間地である山形県酒田市の(株)和農日向の阿曽代表取締役から「中山間地域直接支払の集落協定をベースに株式会社を立ち上げる」と題しての御講演をいただき,また,地元,角田市でぐるみ型集落営農を5年間実践している舘島田生産組合の小野組合長から「集落営農を実践し感じること」と題して,実践しての率直な感想を発表していただきました。
参加した集落営農組織の代表者たちは,(株)和農日向の生産組織の役割だけでなく,地域に信頼され,農業以外の事業も展開し,地域全体の活性化を担っている話しなどに関心していました。また,舘島田生産組合の小野組合長からは,生産コスト低減により所得が増加した事や,集落内の農業者が病気で働けなくなったとき,組合に加入していたおかげで治療に専念でき,感謝された話しなど,「集落営農に取り組んで本当に良かった」との講演に刺激を受けていました。
今後も,集落営農の取組が拡大するよう必要性について啓発していきたいと思います。

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JAみやぎ仙南水稲部会で品質向上検討会が開催されました

2011年03月01日 10時20分58秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営



 2月21日に,仙南地域の水稲栽培をリードするJAみやぎ仙南水稲部会の品質向上検討会が相馬市松川浦で開催されました。これは前年80%台後半と県平均並だった上位等級米比率が平成22年は30%台に下落し,危機感を持った部会が,その要因解析と技術的課題を明らかにして次年度の米づくりに活かそうと古川農試,全農,普及センターから講師を招き実施されたものです。
 冒頭,村上部会長から,「昨年は,桜の開花時の降雪に始まり,夏の猛暑や収穫時期の大雨と気象に翻弄された米づくりとなった。加えて,大幅な米価下落などの追い打ちがあったが,次年度の米づくりに向けて活発に議論して欲しい。」との挨拶で検討会が始まりました。
 検討会は二部構成で,第一部は「最近の米穀情勢」についてと題し,全農宮城から米穀販売状況などの説明がありました。これを受け,第二部では「最近三ケ年の仙南米から見た課題・問題点」について,大河原農改から,更に具体的な「仙南地区における品質向上対策」について,古川農試水田利用部の浅野班長の講演がありました。最後に,NOSAI県南から情報提供をいただきました。
 質疑応答の時間には,政府の「棚上げ備蓄」とは何か,から始まり,全農・単協の連携や,環境保全米マニュアルに対する意見,施肥・土づくりの重要性,栽培技術等に対する思いなど活発な討議となり,予定時間を超過した意見交換となりました。
 地域の米づくりリーダー達の熱い思いが,平成23年産の高品質な米づくりに反映されることが期待されます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  先進技術第一班 
       TEL:0224-53-3496 FAX:0224-53-3138

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