宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

丸森町で電気柵の勉強会を開催しました

2014年11月20日 09時32分16秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援
 11月16日(日)に丸森町農業創造センター(ホール)において,丸森町内の住民対象に,イノシシ対策の電気柵勉強会を開催しました。丸森町では,近年イノシシによる農作物への被害が深刻化しており,現在,電気柵がもっとも有効な手段と考えられていますが,正しく設置しないと効果が見込めないものでもあります。以前から現地でそれぞれ設置されている電気柵を確認すると,間違った方法で設置されている事例が散見されるため,今回,電気柵勉強会を開催ました。

 勉強会では,まず,イノシシの生理生態を理解してもらうため,普及センターからイノシシの生活や繁殖行動などを説明しました。参加者は日頃からイノシシの被害に悩まされているため,皆,熱心に聞き,質問も多くありました。
次に電気柵については,株式会社末松電子製作所関東営業所長の中島氏を講師に迎え,電気柵の基本的な仕組みや失敗しないコツの他,他県での取組状況も教えていただきました。また,屋外に実際の電気柵を設置してもらい,電気の流れる仕組みや漏電対策についても実例を交えて解説してもらいました。最後に,電気柵に触れてびっくりして逃げていく様子を撮影した動画を見て,参加者は電気柵の効果を再認識したようです。

 普及センターではこれからもイノシシの被害軽減に向けて,情報収集や防除対策支援を行っていきます。

〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第一班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138






  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

より魅力的な商品を目指して!消費者アンケートを実施

2014年11月19日 11時34分30秒 | 競争力のあるアグリビジネス経営体の育成
 大崎市の農産物直売所「旬の店シンフォニー」では,今年度新たに2名の会員が農産加工に取り組んでいます。2名が製造する商品のうち,米粉を使用した洋菓子については当直売所の新規商品です。そこで,消費者の意見を聞き取り,より魅力的な商品を製造販売する際の基礎資料とするため,去る平成26年11月16日の「シンフォニー秋の収穫祭」で試食アンケート調査を実施しました。アンケートは「米粉シフォン」,「米粉ロールケーキ」,「米粉カステラ」の3品を対象に行い,51名の方から回答を頂きました。調査の結果,1番の人気商品は「米粉ロール」で「もちもち感が良い」,「安い」などとの声が聞かれました。一方で,各商品において,改善が必要な部分も明らかとなったので,商品毎の製造量の検討や改善を行う予定です。
 商品を製造する会員は「消費者の声を聞けて良かった。調査結果が楽しみです。」と話し,今後の活動に向けてさらに熱が入った様子でした。普及センターでは農業者の所得向上に向けた新たな取り組みについて今後も支援して参ります。


<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター  先進技術班
 TEL:0229-91-0726   FAX:0229-23-0910

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北浦梨(きたうらなし)PR支援~「おんべこ産業まつり」での梨商品販売~

2014年11月19日 09時50分50秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援


 美里町北浦地区を中心に生産されている梨は大正時代から本格的に栽培がはじまり,「北浦梨」として知られています。普及センターでは,平成25年度から梨の省力化新技術の導入支援の他,町や商工会等の関係機関と協力して北浦梨を活用した特産品開発の支援を行っています。
 平成26年11月1日(土)に,おんべこ活性化推進協議会(美里町・みどりの農業協同組合・遠田商工会・全農みやぎ)が主催する「おんべこ産業祭り」が開催されました。会場において,美里町と北浦梨のPRや今年度取り組んだ「美里町北浦梨フェア」で開発された梨商品の紹介やパネル展示を行いました。また,実際にフェアで販売した北浦梨を使った「おとうふチーズケーキ 北浦梨」(伏見豆腐店),「北浦梨団子」・「北浦梨大福」(イーストファームみやぎ)の販売も行いました。
 当日は悪天候で例年より来場者数が少なかったのですが,北浦梨PRの良い機会になり,北浦梨商品も好評で昼までには完売し,梨商品への関心の高さが伺われました。
 普及センターでは,今後もこのような地域資源を活用した特産品開発の支援を継続します。

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター  先進技術班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

初開催!「美里町北浦梨(きたうらなし)フェア」~県内13店舗の飲食店にて梨メニューの提供~

2014年11月19日 09時44分37秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援





 美里町北浦地区を中心に生産されている梨は大正時代から本格的に栽培がはじまり,「北浦梨(きたうらなし)」として知られています。美里町はこの梨を地域資源として捉え,「お店で食べられる」,「お土産にできる」特産品の開発を進めています。
 昨年は,美里町主催で,普及センターが開発支援を行ってきた「北浦梨ピューレ」を原料とした調理実習・研修「北浦梨商品化研修会」が3回開催されました。今年は,その研修生を含む13店舗の飲食店にて北浦梨を使った新作梨メニューを味わうことができる「美里町北浦梨フェア」を初開催しました(開催期間:9月20日~10月19日)。
 このフェアでは,スイーツからメインディッシュまで多彩な新作料理が味わえ,併せて,フェア参加直売店(17店舗)とともに,抽選で美里町の特産品が当たるスタンプラリーも実施し,消費者からも好評でした。
 普及センターでは,今後もこのような地域資源を活用した特産品開発の支援を継続します。

※「美里町北浦梨フェア」の詳細はこちらです↓↓
 http://www.town.misato.miyagi.jp/12kanko/2014-0910-1759-7.html

<問い合わせ先>
 美里農業改良普及センター  地域農業班  TEL 0229-32-3115 FAX 0229-32-2225

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いちごの先進的取組に学ぼう!~みやぎ農業未来塾~

2014年11月17日 15時27分05秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 平成26年10月13日(月)に青年農業者の研修教育を目的としたみやぎ農業未来塾を亘理農業改良普及センター主催により栃木県鹿沼市において開催し,亘理・山元地区でいちご生産に取り組む8名の青年農業者が参加しました。
 震災後に整備された管内のいちご団地では高設栽培が行われていますが,システムについては3社のシステムが導入されています。そこで今回は,一部の農業者で取り組まれている株式会社アグリスの高設栽培システムでの栽培状況,及び近年,注目されている高濃度炭酸ガスによるハダニ防除について現地視察を行い今後のいちご生産技術の改善方法について研修を行いました。
 視察先の栃木県のいちご生産者から,(株)アグリスのシステムは培土に肥料を混ぜこんで生育にあわせて追肥を行っていくため,養液栽培と違い土耕に近い管理になることやハダニ防除のための高濃度炭酸ガスの具体的な処理方法と費用及び効果の説明を受けました。また,黒マルチにより地温を上げることで燃料代を節約する工夫なども視察することができました。参加した青年農業者は帰路の車中でも視察内容についてさらに意見を交わしあい,今後の経営への活用を検討する等,実り多い研修となりました。
 普及センターでは,今後も青年農業者の資質向上と交流促進を図っていきます。

<連絡先>
宮城県亘理農業改良普及センター 地域農業班
TEL:0223-34-1141 FAX:0223-34-1143

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

『野菜を使ったスイーツ講座』を開催しました

2014年11月13日 16時42分23秒 | 地域農業を支える意欲の高い担い手確保
 10月24日,若手女性農業者や加工に取り組む農業者を対象に,起業活動キャリアアップ 野菜スイーツ講座を開催しました。本講座は,女性の起業活動や6次産業化の取組をより進めることを目的に開催したものです。
 はじめにJA仙台農産物直売所「たなばたけ」を見学後,直売所隣のたなばたけベジキッチンを会場に,たなばたけのスイーツ工房パティシエの那須さんから,「トマトマフィン」と「ねぎのティラミス」を教えていただきました。マフィンを作る時には,トマトの水分を考慮すること,ねぎは乳脂肪の多い食材と相性が良いなど,ポイントを聞きながら,また,質問をしながら楽しく作業ができました。
 実習後,研修参加者はできあがったばかりの色鮮やかなスイーツに舌鼓をうち,それぞれが互いに感想を話していました。参加者からは,意外と簡単にできてびっくり。美味しいので子供に作ってあげたい。ねぎがスイーツになるなんて目からウロコが落ちた,今後の参考にしたい。など,好評でした。
 普及センターでは,これからも女性農業者や若手農業者の起業活動に関する支援を行っていきます。

 そーっとそーっと協力して
 焼き上がり! 

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター 先進技術第二班
 TEL:0225-95-7612  FAX:0225-95-2999

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

水稲の優良な種子生産を目指して!

2014年11月10日 18時03分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 管内には水稲の指定採種ほ場が2地区あり,平成26年度の金成地区の契約面積は83.1haで,「ひとめぼれ」(69.5ha),「ササニシキ」(13.0ha),「やまのしずく」(0.6ha)の3品種を,また一迫地区の契約面積は76.9haで,「ひとめぼれ」(51.0ha),「つや姫」(24.5ha),「トヨニシキ」(1.4ha)の3品種を作付けています。
 7月中旬のほ場指定から始まり,第1期(8月上旬),第2期(9月上旬)計2回のほ場審査を実施しました。雑草及び病害虫の発生はほとんど見られませんでしたが,一部で倒伏が見られたほ場があり,採種ほ場から除外しました。
 水稲種子として合否を審査する「生産物審査」は9月22日から始まり,毎日普及指導員が審査を行い,10月27日に終了しました。全部で665点審査したところ,「病害虫粒」は多少見られましたが,「異品種粒」,「異種穀粒」,「雑草種子」は全く見られず,この段階で失格となる種子はありませんでした。
 現在種子の発芽試験を実施中ですが,今のところ全て発芽率90%を超えており,平成27年播種用種子も優良な種子が提供できそうです。


採種ほ場旗と第2期ほ場審査


籾の生産物審査

<連絡先>
宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-5795・6144

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

七ヶ宿小学校で花育教室が開催されました

2014年11月10日 17時15分37秒 | その他
11月4日(火)に,七ヶ宿小学校で花育教室が開催されました。この花育教室は宮城県花と緑普及促進協議会が主催しており,子どもたちが花と緑に親しみ,触れる機会をもつことを目的に県内各地の小学校等で開催されています。

はじめに,普及センターから管内の花きの生産について説明した後,角田市で花壇苗を生産している岸浪祐樹氏が2年生7名にパンジーや葉ぼたんなどの寄せ植えの指導を行いました。7名は岸浪氏から花苗についての説明をうけながら,それぞれが好きな苗を選んでプランターと鉢植えを1つずつ作り,完成したものを学校に飾って水やりをしました。
     

最後に岸浪氏から,花を長く楽しむことができるように,今後の管理の仕方についての説明がありました。参加した児童たちは花だけでなく,普段よく見ることの無い根や種の様子などを興味深そうに観察し,「今まであまり注意を向けたことがなかったが、これをきっかけに花に興味をもった」という感想がありました。

          

 普及センターでは今後も関係機関と連携し,県内の花の普及・振興を支援して参ります。





〈連絡先〉大河原農業改良普及センター  地域農業第二班 
       TEL:0224-53-3519 FAX:0224-53-3138

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

くりはらMMN塾女性起業支援コース開講!

2014年11月05日 13時24分31秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
 10月21日に栗原合同庁舎で,講師に一般社団法人企業支援ネットワークNICe代表理事 増田紀彦氏を招き,くりはらMMN塾(M:もっと,M:儲かる,N:農業)女性起業支援コース「第一回企画力・事業計画策定養成講座」を開講しました。
 当日は,農産物の生産のみでなく,加工や販売,飲食業を行いたいと考えている10人の参加者が集い「雇われずに生きるための第一歩は柔軟発想体質を身につけることから」というテーマで,前半は柔軟な発想により成功を収めた経営体の事例を学び,後半には柔軟な発想力や企画力を養うための様々なトレーニングを行いました。
 参加者は講習を通して,自由に意見やアイディアを発表できるようになり,徐々に柔軟な発想力が身についてきたようでした。
 女性起業支援コース「企画力・事業計画策定養成講座」第二回は11月19日に行われます。栗原農業改良普及センターでは,引き続き農業者の方々が『もっと儲かる』ための支援を行っていきます。

宮城県栗原農業改良普及センター 先進技術班   
TEL:0228-22-9437
FAX:0228-22-5795・6144


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする