宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

クラウン局所加温技術・緑色LED光照射技術 第1回現地検討会を開催しました

2014年11月28日 16時56分18秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年11月25日,気仙沼市階上地区で,いちごのクラウン局所加温技術,緑色LED光照射技術の現地検討会を行いました。

クラウン局所加温技術は,株元のクラウン(生長点)を電熱線などで直接加温し,生育促進と効率的な暖房効果を期待できる技術として普及が進められています。
緑色LED光照射技術は,夜間に緑色LED光を照射することで適度なストレスを与え,葉や果実の生長を促進させ,病害に対する抵抗性を高める技術として研究が進められています。

今年度は,打ち抜き加工された部分のみが発熱する電熱線「クラウンヒーター」の現地実証と電球タイプの緑色LEDを用いて,慣行の電照と同様の使用法で実証試験を行う計画です。

新技術への生産者の関心も高く,設置方法,導入費用などについて質問が交わされ,積極的な意見交換が行われました。また,昨年度実証ほ設置に協力していただいた生産者からは,クラウン局所加温の温度管理,電熱線の撤去についての情報提供もありました。

今後も普及センターは,被災地の農業復興に向けて,経営安定のための新技術の普及に取り組んでいきます。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ストック栽培講習会を開催

2014年11月28日 11時52分02秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援
平成26年11月7日(金),農業・園芸総合研究所において,亘理農業改良普及センター主催の「ストック栽培講習会」を開催したところ,名取市花卉生産組合,JAみやぎ亘理花卉部会,関係機関合わせて34名の参加がありました。
 近年,燃油価格の高騰により生産コストの負担が増加していることから,管内の施設花き生産者の多くは,燃油コスト削減のため低温開花性品目の導入を検討しています。そこで,低温開花性品目であるストックについて講習会を行いました。
 講習会では,ストックの育種家として著名な黒川幹氏(株式会社クロカワストック代表取締役)よりストックの特性,播種から出荷までの栽培方法,主な病害虫や高温障害などの説明と当地域に適した品種や作型について提案をいただきました。また,生産者が最も苦労している八重鑑別の方法については,ほ場で実演をまじえて指導を受けました。
 さらに,農業・園芸総合研究所花きほ場において,現在,試験研究で取り組んでいる11月咲きストックとトルコギキョウの視察も行い,理解を深めていただきました。
参加した生産者からは多くの質問が出され,低温開花性品目導入への関心の高さが伺えました。
普及センターでは,今後も技術指導と情報提供を継続し,低温開花性品目の導入による花き経営の安定を支援してまいります。

宮城県亘理農業改良普及センター 先進技術班
TEL 0223-32-1141  FAX 0223-34-1143




  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする