宮城の農業普及現地活動情報

県内9つの農業改良普及センターから,地域の特色ある取組や,宮城を元気にする農業普及情報をお届けします!

JAいしのまきぶどう栽培講習会

2021年01月05日 10時00分04秒 | 先進的技術に取り組む経営体の育成・支援

   JAいしのまきでは直売所などの販売品目拡大のため以前から果樹の新植を進めており,新たに果樹の栽培を始める生産者も増えてきています。なかでも皮ごと食べられる食味に優れたぶどう「シャインマスカット」の栽培面積は水稲育苗ハウスへの作付けなどにより年々増えており,直売所に出荷する生産者も多くなっています。
 JAと普及センターではこのような生産者の栽培技術向上のため,毎年季節ごとに基礎的な栽培技術に関する講習会を開催しています。例年30名ほどの参加がありますが,今回の講習会は一度に参加する人数が10名以下となるよう12月22日,23日の2日にわたり3会場に分けて開催しました。
 12月はぶどうの管理の中でも最も重要な作業であるせん定について講習を行いました。ぶどうのせん定方法には結果母枝を比較的長めに残す長梢せん定と2芽を残して剪除する短梢せん定の2種類がありますが,近年管内では「シャインマスカット」を短梢せん定で栽培している農家も増えてきています。今回会場となった3会場のうち2会場が短梢せん定での管理となっており,短梢せん定によるせん定方法について普及センター職員が講師になり実技を行いました。
 普及センターでは,今後も研修会などの活動を通じて管内の果樹生産振興のための支援を行っていくことにしています。また,9月以降JAの直売所を中心に地元産の「シャインマスカット」が販売されますので是非御賞味ください。

<連絡先>
 宮城県石巻農業改良普及センター  先進技術第2班
  TEL:0225-95-1435   FAX:0225-95-2999 


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小瀬菜大根販売実績検討会を開催しました

2021年01月05日 08時33分21秒 | 農村地域の振興に向けた取組支援

 令和2年12月21日(月)に加美町のやくらい林泉館において,加美町,JA加美よつば,北部地方振興事務所の共催で小瀬菜大根販売実績検討会を開催しました。
 小瀬菜大根は加美町小瀬地区で古くから生産されてきた伝統野菜ですが,今年度の販売はほぼ終了したため,生産者,流通業者,飲食店,JA加美よつば,加美町を参集し,今年度の小瀬菜大根の販売実績を検討したものです。
 検討会では,普及センターから今年度の小瀬菜大根利用拡大に向けた取組経過を説明し,各参加者から今年度の販売実績について話していただきました。
 また,フードコーディネーターのカワシマヨウコ先生から,「小瀬菜大根の生産・販売に向けた期待」をテーマに講義いただき,地元での認知度を上げて観光資源とし,食文化として育ててほしいと話していただきました。
 今後の取組として,令和3年2月に生産拡大に向けたセミナーを開催予定であり,普及センターでは小瀬菜大根生産の維持拡大に向け支援していきます。

<連絡先>
 宮城県大崎農業改良普及センター     先進技術班
 TEL:0229-91-0726    FAX:0229-23-0910


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「みやぎ水産の日」販売会で「河北せり」等を販売しました。

2021年01月04日 11時25分17秒 | 環境と調和した農業生産に取り組む経営体

令和2年12月16日,石巻合同庁舎で「みやぎ水産の日」販売会を行い,JAいしのまきと一緒に「河北せり」や「円蔵豆(えんぞうまめ)」を使用した豆腐・油揚げを販売しました。
 「河北せり」は旧河北町飯野川地区で江戸時代から栽培されており,清涼感にあふれた香りとシャキシャキした食感が高く評価されています。当日は石巻産牡蠣と合わせた鍋用など,旬を求めるお客様が数多く来所,購入いただきました。
 また,「円蔵豆」は旧桃生町の在来品種でコクと甘みが特徴です。昭和30年代の開田ブームを境に姿を消しましたが,平成30年に県農業・園芸総合研究所から保存種子を譲り受け,円蔵豆復活プロジェクトとして再び桃生で栽培が行われています。販売会では数量限定販売のため,早々に完売する人気ぶりでした。
 なお,「河北せり」は令和2年12月23日に宮城県産青果物で初めて地理的表示(GI)保護制度に登録されています。
 普及センターでは引き続き,管内の特徴ある農産物の生産振興や販売促進の取組を行っていきます。


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JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催されました

2021年01月04日 09時03分22秒 | 安全安心な農畜産物の生産に取り組む経営

 令和2年12月16日に利府町春日の引地龍夫氏梨畑を会場に,JA仙台利府梨部会のせん定講習会が開催され部会員28名が参加しました。
 当日は園主と普及センターが講師となり,「幸水」と「あきづき」のせん定作業と黒星病対策について実演を交えて指導しました。園主からは夏場の樹の姿をイメージし,園地全体で必要な着果量が確保できるのであれば積極的に側枝を更新すること。予備枝,長果枝,短果枝をバランス良く配置することなど安定生産のためのせん定のポイントについて説明がありました。普及センターからは農薬の付着ムラを減らすために主幹部近くの側枝間隔を広くとること,予備枝や側枝基部の芽を整理することなどせん定作業時に行う耕種的防除について説明をしました。
 参加した部会員らはベテラン農家の技術を学ぼうと積極的に質問をしていました。普及センターでは今後も栽培技術の高位平準化に向けて部会活動を支援していきます。

〈連絡先〉
宮城県仙台農業改良普及センター 先進技術第二班
〒981-8505 仙台市青葉区堤通雨宮町4番17号
TEL:022-275-8374,FAX:022-275-0296
E-mail:sdnokai@pref.miyagi.lg.jp


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