こころ模様Ⅲ

のんびり、ゆっくり、気の向くままに…

関西花の寺 ─菩提樹の香りに包まれて─

2011-06-18 23:25:00 | お出かけ
関西花の寺廻りの3回目です。
菩提樹の花が満開だと聞いて、期待を持って
但馬・播州へと出かけました。


その前に、これは1回目の時に撮った写真です。



        (クリックすると、画像が大きくなります)


「第1回 花の寺写真コンテスト」 で、

☆ 「第25番札所 観心寺」 巡礼賞 をいただきました。


益々花の寺巡りに、夢中になりそうです~^_^;



今日は朝から小雨模様。
暑くもなく寒くもなく、しっとりとした風情があって、
気持ちのよい花巡りとなりました!
沙羅の花が咲いていたら、もっと最高だったのですが。










☆ 第六番札所 「隆国寺」 曹洞宗
                  通称 但馬ぼたん寺


境内では、“やまぼうし”が満開。
白い花に囲まれて、心洗われるような清々しい気分に。






あちらこちらに咲く、柏葉あじさい。
山あじさいも見頃をむかえていました。





本堂にある襖絵36面は、岸派によって描かれたもので県の文化財。
また、「幸(こう)のとり観音さま」が祀られていて、
「東北地方にも幸せが届けられる事を願っています!」
ご住職のお言葉でした。


こちらのご住職はとてもお若くて、今のご時世ですものね。
説法中に携帯が鳴り、
「法事に行く時間が迫ってきました」って。 (’-’*) フフ






こんな所に沙羅の花が一輪。
まるで墨絵のような世界が広がっています。


☆ 第八番札所 「應聖寺」 天台宗  
                  通称 沙羅の寺







少し赤みを帯びていますが、こちらも沙羅の花でしょうか。
蕾はあちらこちらに見られますが、
今年は開花がかなり遅れているようです。

平家物語に出てきますように、“沙羅”というと、
ついつい儚さを感じてしまいます。

「沙羅は、365日をかけてやっと花開きます。
 朝に咲き、夕べには散ってしまう1日花。
 だからこそ、1日を一生懸命に生きましょう!」

ご住職のお教えでした。





先代の住職が作られたという涅槃仏さま、
仏頭と仏足を石刻し、サツキの花衣で覆われています。











また庭園には、珍しいセッコクの花が咲き、
お茶菓子を頂きながら眺められるのも嬉しいもの。











☆ 第九番札所 「鶴林寺」
              通称 刀田の太子


境内を入ると、とても甘~い香りが漂ってきました。





 ♪♪ 泉に添いて~、茂るぼだいじゅ~ ♪♪
ご住職が歌ってくださいました。
菩提樹が黄色い花だって、知っていました?
秋には緑色の実となり、数珠玉にも出来るんですって。











聖徳太子の開基といわれており、播磨の法隆寺とも
呼ばれています。
太子堂は県下最古の木造建築で、桧皮葺きの屋根が特徴。





ご住職が一緒に境内を案内をしてくださいました。
とても気さくな方で楽しかったです。

鶴林寺は菩提樹がメインの花なのですが、
本堂前には沙羅の木も植わっています。
こちらも開花が遅れていて、7月初旬位になるのではと。
清楚で気高く儚げな沙羅の咲く頃に、ぜひとも訪ねたいなぁ!
という思いに駆られています。



あっ、毎回楽しみなお食事、今回は、
“出石皿蕎麦と但馬牛のせいろ蒸し御膳” でした。





一般に、出石蕎麦は5皿が出されるのですが、
私達の場合は懐石でしたので、3皿でした。
もちろん、完食しました~♪

次回は、
花菖蒲とあじさいを楽しむツアーになると思います。



コメント (4)
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