無人探査機“Dawn”がとらえた小惑星ベスタの3D動画が公開されました。

“Dawn”の観測に基づいて作成されたベスタの表面画像。
色は擬似カラーで、表面成分などの違いを表しています。
“Dawn”はNASAが2007年に打ち上げた準惑星ケレスと小惑星ベスタを目標とする小惑星探査機です。
ベスタは大多数の小惑星とは異なり、内部に層構造を持ちます。
まるで地球型惑星のような天体なんですねー
しかも、金属コア・マントル・玄武岩質地殻といった層構造を現在も持っている小惑星はベスタのみだと考えられています。
その大きさが小さかったため、惑星になれなかった天体と言えるかもしれません。
“Dawn”は約4年間の飛行を経て昨年7月に小惑星ベスタに到着、
1年間にわたる観測の最終段階に入ったので3D動画が作成されて公開されました。
ベスタの3D動画(NASA)
この動画は“Dawn”の観測データに基づいて高解像度擬似カラーの3Dモデル、ベスタの地形学的な物質の分布を見ることができるんですねー
ただ北部の一部は影になっているので、今後の観測で補われる予定になっています。
表面の色は人の目では確認できない程わずかな表面構造の違いを表していて、それぞれの色と表面組成の対応は現在も解析中です。
いくつかのクレーターの周囲に散らばっている物質がオレンジ色で示されているのが分かります。
また、緑色は比較的鉄を多く含む部分のようなので、ベスタの南半球にある“レアシルヴィア”と呼ばれる巨大クレーターは他の場所より鉄が少ないことがわかります。
現在“Dawn”は高度を約690kmまで上げて最後の観測ミッションの軌道を回っています。
8月26日頃にベスタの周回軌道を離れる予定で次は準惑星ケレスへ向かいます。
日本の“はやぶさ”と違い観測後には、史上初の「小惑星帯に永久にとどまる人工物」となる予定です。

“Dawn”の観測に基づいて作成されたベスタの表面画像。
色は擬似カラーで、表面成分などの違いを表しています。
“Dawn”はNASAが2007年に打ち上げた準惑星ケレスと小惑星ベスタを目標とする小惑星探査機です。
ベスタは大多数の小惑星とは異なり、内部に層構造を持ちます。
まるで地球型惑星のような天体なんですねー
しかも、金属コア・マントル・玄武岩質地殻といった層構造を現在も持っている小惑星はベスタのみだと考えられています。
その大きさが小さかったため、惑星になれなかった天体と言えるかもしれません。
“Dawn”は約4年間の飛行を経て昨年7月に小惑星ベスタに到着、
1年間にわたる観測の最終段階に入ったので3D動画が作成されて公開されました。
ベスタの3D動画(NASA)
この動画は“Dawn”の観測データに基づいて高解像度擬似カラーの3Dモデル、ベスタの地形学的な物質の分布を見ることができるんですねー
ただ北部の一部は影になっているので、今後の観測で補われる予定になっています。
表面の色は人の目では確認できない程わずかな表面構造の違いを表していて、それぞれの色と表面組成の対応は現在も解析中です。
いくつかのクレーターの周囲に散らばっている物質がオレンジ色で示されているのが分かります。
また、緑色は比較的鉄を多く含む部分のようなので、ベスタの南半球にある“レアシルヴィア”と呼ばれる巨大クレーターは他の場所より鉄が少ないことがわかります。
現在“Dawn”は高度を約690kmまで上げて最後の観測ミッションの軌道を回っています。
8月26日頃にベスタの周回軌道を離れる予定で次は準惑星ケレスへ向かいます。
日本の“はやぶさ”と違い観測後には、史上初の「小惑星帯に永久にとどまる人工物」となる予定です。