NASAの天文衛星“スピッツァー”が、宇宙で最初の大質量星やブラックホールが由来と思われる赤外線背景放射をとらえました。
これまでより広い範囲の観測で、130億年前の光の分布パターンがより確かなものになってきました。
宇宙は137億年前のビッグバンから始まり、やがて膨張して温度が下りました。
そして約5億年後には最初の星々や銀河、ブラックホールが生れまます。
今回とらえた光の元は、これらの天体が発した可視光や紫外線なんですねー
赤方偏移により波長が伸びて赤外線になったもの(赤外線背景放射)をとらえています。
赤方偏移とは、宇宙が膨張していることで遠方の天体から届く光の波長が伸びる現象。
遠方の天体ほど地球から高速で遠ざかっているため、地球には赤外線として届くことになります。
画像は“うしかい座”の領域をとらえたものでで、
上が通常の赤外線画像、下は手前の星や銀河の光を除いて背景の光を浮かび上がらせた画像なんですねー
個々の天体を見ることはできませんが、その放つ光のおおよその分布がわかり、予測とも一致しています。
2005年と2007年にも観測は行われたのですが、今回は満月2個分という広い領域を観測したのでパターンの全容がさらに確かなものになったようです。
今後さらに領域を広げた観測が行われる予定です。
現在計画中の“James Web宇宙望遠鏡”により、さらに確実な答えが出ることが期待されます。
これまでより広い範囲の観測で、130億年前の光の分布パターンがより確かなものになってきました。
宇宙は137億年前のビッグバンから始まり、やがて膨張して温度が下りました。
そして約5億年後には最初の星々や銀河、ブラックホールが生れまます。
今回とらえた光の元は、これらの天体が発した可視光や紫外線なんですねー
赤方偏移により波長が伸びて赤外線になったもの(赤外線背景放射)をとらえています。
赤方偏移とは、宇宙が膨張していることで遠方の天体から届く光の波長が伸びる現象。
遠方の天体ほど地球から高速で遠ざかっているため、地球には赤外線として届くことになります。
画像は“うしかい座”の領域をとらえたものでで、
上が通常の赤外線画像、下は手前の星や銀河の光を除いて背景の光を浮かび上がらせた画像なんですねー
個々の天体を見ることはできませんが、その放つ光のおおよその分布がわかり、予測とも一致しています。
2005年と2007年にも観測は行われたのですが、今回は満月2個分という広い領域を観測したのでパターンの全容がさらに確かなものになったようです。
今後さらに領域を広げた観測が行われる予定です。
現在計画中の“James Web宇宙望遠鏡”により、さらに確実な答えが出ることが期待されます。