5月22日に“さそり座”の方向に新星が発見されました。
新星といっても新しく星が生れることでなく、
恒星の表面に一時的に強い爆発が起こり、それまでの光度の数百倍から数百万倍も増光する現象です。
今後は数10日~数100日かけてゆっくりと減光していくようです。
“さそり座”や“いて座”、“へびつかい座”といった天の川銀河の中心方向に見える星座には、
これまで多数の新星が発見されています。
今年に入ってからも“へびつかい座”2個、“いて座”に1個の新星が発見されているんですねー
そして今回“さそり座”で発見された新星は、
重力マイクロレンズ現象の探査グループが18.5等級の重力マイクロレンズ候補天体“MOA 2012 BLG-320”として発見したものです。
赤いマークの箇所がさそり座の新星
重力マイクロレンズ現象とは、
手前を通過する天体の重力によって光が曲げられることで、向こう側にある天体が一時的に増光したように見える現象です。
はじめは新星による増光だと思われていなかったんですねー
この探査グループは日本とニュージーランドの共同プロジェクトです。
ニュージーランド南島のマウントジョン天文台で、大小マゼラン雲方向と銀河系中心方向の膨大な数の星を観測しています。
星の明るさから重力マイクロレンズ現象の探査を行っているんですねー
探査グループの観測によると、この天体の増光前の明るさは19~19.5等。
ゆっくりと増光を始めたのが5月14~16日の間、そして5月24日以降には急速な増光を示すようになりました。
さらに6月1日から2日には劇的な増光を示すんですねー 17等ほどだった天体は6月3日には11等まで明るくなりました。
6月8日、チリにある超大型望遠鏡(VLT)で行われた分光観測の結果、スペクトルの特徴から比較的ゆっくりとした減光を示すタイプの新星だと分かりました。
また、6月7日のチリのセロ・トロロの観測では、まだ明るくなっているとのこと…
このような事は新星爆発によるガスの膨張速度が遅く、ゆっくりとした減光を示す新星にあるようです。
極大付近での複数回の増光や、ダスト形成による一時的な減光が原因であることが知られているので、今後の明るさやスペクトルの変化に注目です。
新星といっても新しく星が生れることでなく、
恒星の表面に一時的に強い爆発が起こり、それまでの光度の数百倍から数百万倍も増光する現象です。
今後は数10日~数100日かけてゆっくりと減光していくようです。
“さそり座”や“いて座”、“へびつかい座”といった天の川銀河の中心方向に見える星座には、
これまで多数の新星が発見されています。
今年に入ってからも“へびつかい座”2個、“いて座”に1個の新星が発見されているんですねー
そして今回“さそり座”で発見された新星は、
重力マイクロレンズ現象の探査グループが18.5等級の重力マイクロレンズ候補天体“MOA 2012 BLG-320”として発見したものです。
赤いマークの箇所がさそり座の新星
重力マイクロレンズ現象とは、
手前を通過する天体の重力によって光が曲げられることで、向こう側にある天体が一時的に増光したように見える現象です。
はじめは新星による増光だと思われていなかったんですねー
この探査グループは日本とニュージーランドの共同プロジェクトです。
ニュージーランド南島のマウントジョン天文台で、大小マゼラン雲方向と銀河系中心方向の膨大な数の星を観測しています。
星の明るさから重力マイクロレンズ現象の探査を行っているんですねー
探査グループの観測によると、この天体の増光前の明るさは19~19.5等。
ゆっくりと増光を始めたのが5月14~16日の間、そして5月24日以降には急速な増光を示すようになりました。
さらに6月1日から2日には劇的な増光を示すんですねー 17等ほどだった天体は6月3日には11等まで明るくなりました。
6月8日、チリにある超大型望遠鏡(VLT)で行われた分光観測の結果、スペクトルの特徴から比較的ゆっくりとした減光を示すタイプの新星だと分かりました。
また、6月7日のチリのセロ・トロロの観測では、まだ明るくなっているとのこと…
このような事は新星爆発によるガスの膨張速度が遅く、ゆっくりとした減光を示す新星にあるようです。
極大付近での複数回の増光や、ダスト形成による一時的な減光が原因であることが知られているので、今後の明るさやスペクトルの変化に注目です。