akikoの「活動」徒然記

活動弁士佐々木亜希子の身の周りの出来事やふと感じたこと

ミュージカル『阿国』

2007-03-21 | 映画・芸術・エンターテインメント
東京国立近代美術館フィルムセンターで「生誕110周年記念 衣笠貞之助の世界」を見た後、
新橋演舞場のミュージカル『阿国』を観劇。

一番前の席で、役者たちの表情も衣装もよく見え、息遣いも聞こえるほどです!
いや~、面白かった!

ストーリー、構成もいいですが、木の実ナナ始めとする役者のパワーたちのパワーには圧倒されます。上條恒彦、若松武史、鷲尾真知子、大和田美帆。個性を充分に活かした役づくり、脇が生きてこそ面白い舞台です。西村直人と東山義久の息のピッタリ合ったパフォーマンスも見事でした。
そして、大好きな池畑慎之介…阿国と恋に落ちる猪熊少将の役はとても素敵でした。可憐な女形から二枚目の男役、派手な衣装でのレビューも、コミカルで滑稽な役もこなすその才、幅の広さに惹かれます。すべての立ち居振る舞いが美しく、見得を切るシーンもさすがでした。う~ん。もう一度、観たい!
音楽は初演から「上々颱風」。この舞台で使われている曲のほとんどは、彼らがデビュー前から作って歌っていたものなのだそうです。明るく、パワフルで、雑多な要素の入り交じった無国籍な感じが、この『阿国』の開放感あふれる世界を作っています。

いつも活弁ライブで共演しているFEBOの小沢さんと永田さんが、上々颱風のメンバーと一緒に音楽活動をしていることもあり、メンバーの何人かは活弁シネマライブで御会いしています。真下から見上げるように間近でライブを楽しむことができ、とても贅沢でした。
ステージの間で、観客を巻き込んで歌うシーンがあり、酒田出身のヴォーカル白崎映美さんが、庄内弁で観客に呼び掛けるのが、同郷人としてはたまらなく嬉しくて…(T T)

初演から17年、ミュージカル『阿国』は進化し続けています。パワーをいただきました。
いつか、京都四条の南座で、もう一度ミュージカル『阿国』を、観たいと思います。
コメント
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