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福井から世界初

2008-08-05 21:38:53 | インポート
 こう熱い日が続くと冬の味覚「越前カニ」が食べれる季節が恋しいです 。また逆にアラレや雪が降り出すと今のような夏がよいとも人間なんて勝手なものですが。
                                   
 
ズワイ稚ガニ 1万8000匹量産に成功 小浜栽培漁業センター
 福井県小浜市泊の独立行政法人「水産総合センター・小浜栽培漁業センター」は、約1万8400匹に及ぶズワイガニの稚ガニの量産に成功した。1万匹を超えるのは世界初。前段階の幼生形態から稚ガニに成長する確率がこれまでの10倍と大幅に向上、将来の放流に向けた種苗量産技術の確立に向けて大きく前進した。       
 ズワイガニの全国漁獲量は1970年をピークに減少している。    ズワイガニの稚ガニ
県水産試験場が67年から種苗放流による資源回復を目指し、生産技術の研究開発を行っており、同センターがその研究を受け継ぐ形で84年に着手した。
 ズワイガニはふ化してから幼生の第1期ゾエア、第2期ゾエア、メガロパと変態を経て、約2カ月で稚ガニとなる。センターではゾエア、メガロパの各段階において多様な条件の飼育試験を実施。2007年までに、10万匹規模のメガロパの量産技術をほぼ確立した。
  今年は1月下旬に試験を開始。水量3―50トンの大型水槽を使い、メガロパから稚ガニに変態する際の生残率向上に取り組んだ。既に03年に6800匹の稚ガニの大量生産に成功していたが、飼育水温をこれまでの14度より低く設定し、飼料を変えるなどさまざまな条件を試行した。
  この結果、07年は25万匹のメガロパから稚ガニ8000匹が発生し、生残約3%だったのに対し、今年は6万匹のメガロパで約30%と高い生残率を得た。
  現在、ズワイガニの幼生飼育はほかに兵庫県内の2施設と韓国で取り組んでいるが1万匹を超える稚ガニの量産は初めて。同センターの高橋庸一場長(55)は「稚ガニの安定的な生産に道筋がついた画期的な成果。さらに研究を進め、さまざまな応用に向けて技術を確立したい」と話している。
  同センターでは今後、稚ガニの生態解明や最適な育成方法の研究、放流技術の開発などの課題に取り組み、3年後から放流の具体的研究に入る予定。
                                                            福井新聞記事より
 ズワイにしろセイコガ二でも、もう少し庶民の口に入りやすい価格になればなおさら嬉しいのですが。あらゆる物価は上昇の一途ですが(福田内閣の支持率も僅かUP)今は気温が急激ではダメですがもう少しばかり下降して欲しいものです。