親しい大手プロ幹部から、"演歌の大御所"サブちゃんこと北島三郎が、今年のNHK紅白歌合戦に「俺を出さないでもいいから、北山たけしと大江裕を出してくれ」と、紅白関係者にプッシュしているとの情報を入手した。
その幹部は「売れているならともかく、北山は北島の娘婿。ダルマみたいな大江とかいう新人歌手は、北島が可愛がる新人。2人とも北島音楽事務所所属だ。サブちゃんの利害だけで2人を紅白に出場させたら、1年間、紅白のために頑張ってきた演歌歌手が報われないよ」と苦言を呈した。
演歌歌手にとって、紅白に出場することが1年の目標だ。歌手を抱えるプロダクションにとっても、紅白出演は次の年の営業の成否を握る死活問題。出ると出ないでは、興業のギャラの額も違ってくるし、営業のオファー件数にも影響する。演歌全体が衰退して、ヒット曲が生まれないという状況が長く続いている昨今、セールス的に当確といえるのは、氷川きよしくらいだろう。
そんな中で、10数年前から、「某大手プロのオーナーAに日参すれば、紅白に出場できる」という話が音楽業界の水面下でまことしやかに流れている。そのオーナーは、政界にも顔が利いた経済人C(故人)に可愛がられていた。そのCに、元NHK会長の海老沢勝二氏を紹介され、いつの間にかNHKの紅白に食い込み、"A枠"を作り上げたと言われているのだ。"A枠"とは、Aが決定権を持つ出場枠のこと。
海老沢氏が失脚したあとも、毎年、紅白には"A枠"に入った歌手が何組か出場している。当然、裏金が絡んでいることは言うまでもない。今年はそのA枠に、早くも大御所のサブちゃんが「北山と大江を出してくれ」と、アプローチしているのだ。北山は「剣山」を1月発売したが、ヒットにはつながっていない。しかし、紅白に4年連続出場している実績があるのは、北島の政治力があってこそだ。
問題は大江。大江は今年2月に「のろま大将」で歌手デビューしたが、昨年、同じ時期にデビューした初の黒人演歌歌手のジェロの「海雪」の売り上げには足元にも及ばない。
「TBSの『さんまのからくりTV』で注目されましたが、話題性のある割には、曲は売れていない。プロの道は甘くないですよ」(音楽プロデューサー)
さすがの北島でも、自分の力だけで北山に加えて、大江まで押し込むことは難しい。そこで今年はAに力を借りようというのだ。紅白を牛耳っているといわれているAも、芸歴50年近くを誇るサブちゃんには逆らえない。今年も、視聴者が納得できない不透明な経緯で選ばれた紅白出場者の発表があるのは間違いなさそうだ。 注:2009年記事引用
NHK歌謡コンサート NHK 総合 7月27日(火) 午後8時~午後8時45分
「夏・海に描いた歌物語」
夏真っ盛りの時期にお届けする今回のNHK歌謡コンサートは、海を舞台にした名曲を特集します。
まずは北島三郎さんが、海の男の生き様を描いた「北の漁場」を熱唱。
そして島津亜矢さんが「海鳴りの詩」で続きます。
天童よしみさんは田端義夫さんのデビュー曲「島の船唄」に、伍代夏子さんは菅原都々子さんの大ヒット曲「江の島悲歌」に挑戦してくれます。
また、渡辺真知子さんが「かもめが翔んだ日」、水森かおりさんが「五能線」、三船和子さんが「他人船」と、海を舞台に、恋に破れた女心を描いた名曲を歌ってくれます。
「時代の歌こころの歌」は、湘南サウンドの極めつけの1曲、ザ・ワイルドワンズの昭和41年のヒット曲「想い出の渚」をお届けします。
「歌コン最前線」ではNHKのドラマ「天使のわけまえ」の主題歌となっている河口恭吾さんの「名もなき花よ」を紹介します。
その他、話題曲も満載です。お楽しみに!
<出演>
河口恭吾 北島三郎 伍代夏子 ザ・ワイルドワンズ 島津亜矢 天童よしみ 永井裕子 水森かおり 三船和子 山本智子 渡辺真知子 (五十音順)
NHKのど自慢に娘婿が出演、3日後のNHK歌謡コンサートにも出演、翌週の・・・コンサートには小金沢が今週は一家のボスが出演。私にはNHKの歌番組にも先ほどの政治力がおおいに働いているのではと疑いたくなる。「島の船唄」を歌う歌手ほどは嫌いでもないのだが。