片倉町の水道道の終点から、菅田配水池までのルートが判らない。他の部分は解明できたのに、先日の自転車での探索は成果に乏しいものだった。水道本管の通っていそうな一直線の道ということで、宮向団地から旭ガラス中央研究所に向かう道を走ってみたのだが、物的証拠がないし、菅田配水池より標高の高い旭ガラス裏に配管が回るのは、どうもちょっと違うように思われる。
そこで、今日は逆方向、菅田配水池から徒歩で探索を試みた。もう一度菅田配水池周囲を一周してみる。
あれ、これ水道用地では?(①の場所)
うーん、でも道路を越えると、作業小屋。重量が掛からない構造物だから裏に回ってみましょう。
ありました、水道局の用地表示。(地図の②の場所)
その先は道路と微妙に重なって、さらに向こうの丘の方に向かっているか?
こんな木の柵で囲ってあるのは、水道用地?でも証拠が無い。
登って鴨居原の農業地区に出ると、区画整理された農地に直線道路が広がる。(図の青い線)
これっぽいと思いつつ、第三京浜にぶち当たるまで、地上に現れた証拠が無いか探し回るも成果なし。
やっぱり第三京浜にかかるあの橋かな?でも橋の中に水道管が通っているようには見えないが、、、
まあ、再度あの橋まで歩いてみよう。あっちにふらふら、こっちにふらふら。第三京浜を水道管が越えていく兆候がこの辺りのどこかにあるはず。
で、見つけました。自転車で走っていた時は気が付かなかった、ここ。サカタのタネの横の橋のたもと。
よく見れば、脇に空気弁(水道屋さんはこう呼ぶが、水力屋は真空破壊弁と呼ぶ。管路の最高点に付け、漏水やウォーターハンマーなどの負圧時に管内が真空にならないようにする弁)が見える。
さらにこの道を辿ると、松風台下の水道用地に一直線で繋がった!!
では、このルート(地図の赤いルート)に沿って逆方向からもう一度歩いてみよう。富士山=西に向かって伸びる真っ直ぐな道。
直線の終わりで住宅街に。あ、見っけAV!! アダルトビデオではなく、Air Valve=真空破壊弁
そして、その道路と繋がるのに、わざと侵入禁止柵がついた幅広な舗装道路。(地図③の地点)
水道用地の看板の横には横浜市水道局の自動販売機!! あ、これで②の地点と繋がる。
ということで、一万四千歩歩いて、とうとう遠く宮ケ瀬に端を発し、鶴見に至る水道道のほぼ全てのピースが繋がった。
まあ、一般人にはどうでも良いことだろうが、数日悩んだ東工大の数IIIの入試問題が解けた時のような快感だ。
今度、歩いてみよう。