宗賀小学校開校150周年に合わせて製作された、宗賀小の前身となった洗馬学校の模型を見学してきた。
洗馬学校の建物は手狭になったこともあり、売却移築され、無くなってしまったが、百数十年ほど前に建設されて時の写真から、図面を描き起こし、
紙で模型を試作し、
復元模型を作ったもの。
150年前、学制が発布された時に作られた学校としては立石清重が設計施工を担当した擬洋風建築の国宝開智学校が有名であるが、数年後に同じ立石清重によって設計施工された洗馬学校は面積こそ狭いものの、開智の2階建てに対し、3階建てであり、その頃の洗馬宿と周辺地域の教育に対する熱意を感じさせる建物である。
模型は内部の構造まで見られるようになっていて、
洗馬学校のシンボルであり、現在も洗馬学校の遺物として、唯一残る木曽義仲の馬を今井兼平が洗うシンボルマークもバルコニーの上に鎮座している。
私も、同じころ建てられた山辺学校の校舎に設けられた保育園に通っていたので、何か懐かしい気がする建物である。