経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

始めたからわかること

2007-04-05 10:53:02 | ひとりごと
今週は新年度のスタートで入社式や、入学式など「新しいコト」がいろいろと始まっていますね。

「趣味はなんですか?」と聞かれ、(チョッと考えてしまいますが、最近は)
万年筆です。」と答えます。
ご存知の方も多いと思いますが万年質の魅力にとりつかれ、万年筆が使いたいがためにオリジナルハガキまで作っています。(今バージョン3ですからご希望の方にはハガキを書きます(^_-)-☆

10年ぐらい前までは「テニスです。」と答えていなかったのですが、すっかりやめてしまっていたので最近は万年筆なのです。

そのテニスを本格的に始めたのが高校に入ってからです。
当時まだ硬式テニスを部活動にしている高校は地元では私学の伝統校と我が校(新設校)の二つしかなく珍しい感じでした。
入学式のその日から部活動へ行き、いきなりやらされたのは「校外3キロランニング」。
先輩から「こいつは2年生の中で一番走るのが遅い奴だからついていけ!」と言われチョッと安心して走り出しました。
走れど走れど学校はどんどん遠くになっていきます。先輩との距離もどんどん開いていきますが歩いたら学校に帰れなくなると思って必死です。もともと長距離が苦手でしたので辛くて仕方がありませんでした。
(後になってわかったのですが最初に先導してくれた先輩は校内でも1,2を争う体力の持ち主でテニスはうまくありませんでしたが走るのは野生のようでした(^_^;)。のちに自衛隊へ入隊したと噂で聞きました。)

そんな毎日が続きましたが不思議と「辞めたい」とは思いませんでした。入学式の日に20人ぐらいいた新入部員は1週間で半分ぐらいになっていました。(最終的には7人ぐらい残った)
ボールはもちろん打たせてもらうことができずに毎日「3キロ」「玉拾い」「声だし」「コート整備」「ダッシュ」「筋トレ」でした。

それでも先輩や後輩からいろいろなことを学びました。テニスのおもしろさもわかるようになってきたのは随分とあとになってからでしたが、10年ほど前、ベネズエラへ行ったときも現地のテニスクラブで言葉も通じない中でテニスでゲームをやり大いに楽しめたことは素晴らしいことだと感じました。

たまに「玉拾いやコート整備をしてテニスがうまくなるか!」と言う人もいますが、
「玉拾いが下手な人はテニスが下手」です。
結局「コートにいること」「コートに立つための準備をしていること」それらすべてがテニスなんです。

カッコいいスマッシュやサーブを決めてみたいなーと思っていても、観ているだけではわかりません。辛かった「3キロ」や「筋トレ」をやってみたからこそ新しい視野も開けた感じがします。

そのテニス、実は今年になってから10数年ぶりに再開しちゃったんです。高校テニス部OB会でチームを作ってあったので呼びかけて毎週やっています。
これがまた体力の無さと昔のイメージが残っているのが災いして情けないプレーになってしまいますがもの凄く楽しい!

何かを始めて続けているのは人生そのものですね。
楽しいこといっぱいありますよ。
だから・・・。