経営コンサルタント日野眞明のmoreな「ひとりごと」

「商売繁盛」「ビジネス(創業、起業、経営革新)」など更新中!(2022年5月引越)

待たされてもいいんです。<3,409本目>

2010-12-20 08:10:00 | ひとりごと
初めてニューヨークを訪問した15年ぐらい前、
その時のガイドさんが
「ニューヨークでは人生のうち”2年半ぐらい”待つ時間です。」といったことを印象深く覚えています。

実際、買い物をしてもレジなどでは“モタモタ”されてよく時間がかかり待たせれることは経験していました。

それに加え「9.11」以降、
何かと“セキュリティ”がとても厳しくなり、どこへ行っても待たされることが多くなりました。

そして、今の時期はお店でも行列が数多く見られます。

ロックフェラーのすぐ裏にある日野も好きな百貨店「サックスフィフスアベニュー」では、
店頭のディスプレイを見るだけで歩道に数十メートルの行列です。

毎年のこととはいえ、この店頭ディスプレイは引きつける力があるのですね。
それだけ力を入れたディスプレイを生み出すことができるからこそ、
お客様も来店を楽しみにしているのです。

待たせないというレベルの来店客ではないところが凄いところです。

ほんの短い期間(クリスマスシーズン)だけだとしても、集客ができるのは力があるお店(品ぞろえを含めて)しかできません。

チョコレートの「m&m」のお店がタイムズスクゥエア近くにあります。

そのチョコレートのお店に入るだけで30分以上も店頭に並びます。
入場制限がされているのです。

日本ならどこでも買える商品がほとんどです。

むしろ世の中が売れている時期にお客様が来ないようであれば、それはもうほとんど生きているとはいえないお店なのでしょう。

お客様はとても正直でそして“残酷”なのです。