そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

星の王子さま&北原白秋

2022年03月13日 | 心に残っている言葉
今日のタイトルをご覧になって???と思われた方は少なくないのでは?
実は私も、ちょっとこじつけかも、と思わなくもなかったのですが、「見る」ということについての大事な共通点があるような気がして、書いてみました。

「心で見なくちゃ、ものごとはよく見えないってことさ。かんじんなことは、目に見えないんだよ」 サン=テグジュペリ作『星の王子さま』の有名な(?)言葉です。

そして、北原白秋が歌に詠み込んでいる言葉「見つつ観ざりき」。

ちょっと意味が違うので、やっぱり無理かな~~

でもでもどちらの言葉も、心から気合いを入れて観ようとしないと、ほんとのところは見えないだよね~といってるのだと思うのです。

白秋の言葉は、時に身に沁みています。
知っていると思っていたことなのに、いざというときになって「あれ??」となり、実は正確には知っていなかったことに、仰天させられるのです。
ブログの記事を書いているときにも、驚くことがあります。
困ったものです・・・

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とても困ったときに考えるべきこと

2022年03月08日 | 心に残っている言葉
困難(不幸)に直面して問うべきは
「なぜ私がこんな目に遭わなければならないのか」ではなく「さて、どうするか」である。

『続 生き方上手』(日野原 重明 箸)より。

だいぶん若いときにこの本を読んだので、何度かこの言葉に救われました!

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写真は飛ぶ鳥のような雲が綺麗だったので。
春になると、こんな雲が見られるようになりますね♪


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苦しいときに、その人の本性が見える

2022年03月05日 | 心に残っている言葉
『人生の実力』(柏木哲夫著・幻冬舎)より

物事が順調に進んでいる時には、その人の本当の力は見えにくい。

つらい、悲しい、苦しい、やるせない状況、すなわち自分にとって不都合な状況になった時、どのような態度で与えられた状況に対処できるかで、その人の「人生の実力」が決まる。


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写真は、弦の渦巻きに溜まった雨水です。
弦の渦巻きの面積以上の水は溜められませんよね・・・



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少し長いですが

2022年03月01日 | 心に残っている言葉
ウエイン・W・ダイアーの『自分のための人生』(三笠書房)より。

 全てのことは考え方によってガラリと違って見えるものである。
例えば良い天気、悪い天気ということを、農家の人、運動会や祭り、ゆっくり読書をしたい人と立場を変えてみると、ある人には良い天気となり、別の人には悪い天気となる。
本質について考えると、実際には天気の良し悪しはないのである。

            

『いのちの言葉』日野原重明 (春秋社)より

人はえてして自分の不幸には敏感なもの。
誰しも幸福を望みますが、それを実感することに於いてはきわめて鈍感です。

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写真は、外来種のルリニワセキショウの、さらに改良(?)種だと思います。
とても綺麗でした。

 
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微力でも無力じゃ無い

2022年02月24日 | 心に残っている言葉
    微力でも無力じゃない
    微力を全力で!


この言葉は、長崎を拠点に、国内外の高校生が核廃絶を求めて展開した「高校生1万人署名活動」の合い言葉なのだそうです。

東北の大震災の時にも、ボランティアの若い人たちの間からわき上がった言葉でした。
私は、その時に知って以来、座右の銘としています。

今日のように、多くの人々が反対の声を上げていても戦争が始まってしまうと、無力感に襲われますが、それでもTwitterなどで、声を上げていくことは諦めるまいと強く思います!!

戦争で一番傷つくのは子供たちです。
私も、生まれた翌年に太平洋戦争がはじまり、5年にわたる子供なりの苦労や悲しみを経験しています。
だから、よりいっそう無力でも全力で、と思うのです。



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写真は、真夏のひどく暑い日に、一生懸命にエサになるテントウムシの死骸を運ぶアリです。
なにしろ進むのが早いので、私も汗びっしょりになりながら追いかけて写したのを忘れられません。
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山頭火の詩

2022年02月21日 | 心に残っている言葉
       「山行水行」

     山あれば 山を観る

     雨の日は 雨を聴く

     春夏秋冬 

     あしたもよろし
 
     ゆふべもよろし

 種田山頭火 自選句集『草木塔』の多分巻頭にある詩です。この本は昭和15年に刊行されています。私の生まれた年です。

たくさんのお馴染みの自由律の俳句が収録されていますので、ご興味のある方は検索してみられると楽しいです。

自然の中で自然な姿で暮らした人ならではの詩で、読めば心がしんと静まるので、大好きなのです。


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写真は枚方市にいた頃のもので、落ち葉に着いた霜です。
しんしんと冷え込んだ明け方に、こんなすばらしい芸術作品が、霜の精の手で創られているなんて!
想像するだけで楽しくなります・・・見てみたいなあ~~

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まだ一ヶ月ほど早いですが・・・

2022年02月11日 | 心に残っている言葉
大好きな、まどみちおさんの詩の中でも大好きな一篇を。

  さくら  まどみちお

さくらのつぼみが
ふくらんできた

とおもっているうちに
もう まんかいに なっている

きれいだなあ
きれいだなあ

と おもっているうちに
もう ちりつくしてしまう

まいねんの ことだけれど
また おもう

いちどでもいい
ほめてあげられたらなあ・・・と

さくらの ことばで
そのまんかいを・・・

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この最期の言葉が大好きなのです。
>さくらのことばで
ほめてあげられたらなあ~というのが、いかにも、まどさんらしいですよね・・・




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『生きがい療法でガンに克つ』より

2022年02月05日 | 心に残っている言葉
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが、1988年講談社刊 伊丹仁朗さんのご本です。
かなり古いですが、今でもAmazonの古本で購入出来ます。

生き甲斐というと、なんだかたいそうな事をしなければならないのかと身構えてしまいますが、
日々の生活の中で出会う、ささやかな場面でちょっとしたことをするだけでも良いんですよ~と著者は言います。

どんなことかと言うと

* 人に言葉をかける

* ちょっとした(ささやかな)プレゼントをする

* 人にモノを貸してあげる(返ってこなくても良いような物を)

* 労力を提供する(小さくても良い)

* 知恵や情報を提供する

* 人の話を聞いてあげる

* 温かい言葉をかける

例えば、
スーパーや銀行の前などで、乱雑になっている自転車を直して、通りやすくする。
足元のゴミを拾う。
側に居た人が杖を倒したら、拾ってあげる。
レジを待っている間に、籠の中を整理してレジを打ちやすくする
身近な急いでいそうな人に、先を譲る
など、など・・・気を配っていれば、いくらでも出来ることがあります。

こうして、人のためになりそうなことを、いつも探すという心の状態が、心を前向きにし免疫治療率を活発にして、ガンの克服にも役立つのだそうです。

うっかり人様に関わるとろくな事がないような冷え冷えとした昨今ですが、様子を見極めて人助けをすることが自分の健康にも役立つのなら、こんな嬉しいことはありませんね!
ガンにかかっていなくても、こういうささやかな親切は心を豊かにしますから、元気の素だと思って実行するように心がけています

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写真は「ウシハコベ」の花です。
普通のハコベはオシベが3本しかありません。
ウシハコベには5本あるのです
。→間違いです。5つあるのは花柱でした。
詳しくは、コメント欄の「小坊主さん」のコメントをご覧ください!

葉っぱや茎は、普通のハコベより少し大きいです。
なかなか見つかりませんが、これをさがすのは、私の春先の楽しみの一つです。
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立花 隆さんの言葉

2022年02月01日 | 心に残っている言葉
有名な言葉なので、ご存知の方も多いでしょう!
強く同感しているので、あえて載せさせていただきます。

読書は 精神的食事である

本好きな者には、とても実感のある言葉です。

本を読んで、内容は忘れてしまったようでも、脳のどこかには残っていて、思いがけないときに思考の助けになってくれる・・・・というような意味のことを、確か山中伸弥さんがお書きになっているのを読んだこともあります。

読書日記のような本格的なものでなくても、心に残った部分や、新しい知識だと感動したことを書き写して残しておき、たまに読み返すということを習慣にしていると、折々に、煮詰まってしまった考えを解きほぐしてくれたり、次の段階の思考へのヒントになってくれたりということを経験しますよね?

歳をとると目が疲れやすくなるし、文字を書くことがおっくうになったりもしますが、簡単な読書の記録は、続けていきたいと思っています。
認知症の予防にもなるのでは・・・なんて勝手な希望も持っていますが、さて、どうでしょう?

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写真は、車のフロントガラスに出来た、霜の結晶です。面白い形だったので。霜の暖簾のようでした。
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作曲家 新実徳英さんの言葉より

2022年01月29日 | 心に残っている言葉
朝日新聞 2013年4月19日朝刊 「人生の贈りもの」より
作曲家 新実徳英さんの言葉。

「降ってくる音 書きとめ作品に」
 (前略)都会で暮らしていた頃は、音楽は作曲家が作るものだと思っていた。
 山に暮らすと、人間は自然に生かされているもので、
 作曲家は来る音を聴いて書き留める存在だと実感します。
 木々のそよぎ、山の陰、星のまたたき、夜通し聞こえてくる鹿の遠音は
 神秘の響きです。
 山にいて降ってくるものを書きとめたものが、僕の音楽になる。
 (中略)
 大自然は恵みであると同時に、人を襲う存在でもある。
 そのことをもう一度確認し、
 僕らは人智の及ばぬところで暮らしているという、
 古代人と同じ視線を持つ時期に来ていると思う。

(今回も勝手な部分の引用、改行などをさせていただきました。
 新実さんに深くお詫びいたします)


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写真は、空に現れる七色のうちの一つ「環天頂アーク」です。
この現象をじっと見上げていると、天からとても美しい音色が流れてくるのを感じます。
そして、生かされている幸せを感じるのです。      
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