そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

あらたまの年の初めに・・・

2007年12月31日 | 本の紹介・その他いろいろ
写真は「連鶴」です。
かなり、おめでたいです。

なぜかと言うと、羽の先が全部つながっているのです!
型紙があって、一枚の紙から折り上げます。

折り紙が得意な友人が、型紙と和紙とをプレゼントしてくれました。

折ったのはずいぶん前のことですが、普段は大事にしまってあるので、色はきれいなままです♪

< 新しき年を迎えて 鶴飾る >



皆様へのご挨拶は、マイ年賀状で!

大きなマツボックリに立ててみました。

どんぐりは、消しゴムはんこで、友人が彫ってくれたものです。
自分で彫ると、こんなうまい具合には出来ません

色々とプレゼントしてくれる友人たちに、感謝です



< 風花の 舞う青空や 去年今年(こぞことし) >

「去年今年」は俳句の季語です。
ほんの数時間前までは去年だったのに、もう年が改まり「今年」になった!
そんな気持ちのこもる言葉ですね。

大晦日から厳しい冷え込みです。
元旦の朝は、きっと青空でしょう。

楽しく誠意に満ちた一年にしたいです。
今年もよろしくお願いいたします。
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今年最後の更新です

2007年12月25日 | きれいな空と雲
クリスマスの頃から年末年始にかけて

日本中で

たくさんの樹や鳥が泣いてはいないのでしょうか


普段に増して

樹の体には たくさんの電線が巻かれ

木の生命力が弱るのだと 

樹医さんのお話を読んだことがあります


樹も鳥も小さな生き物は

夜になっても 

明るさで安眠できないのではないかと思うのです


もしかすると

ふだんから 少しずつ馴れているのかもしれないけれど


人の目は楽しませてくれます

子供たちも喜びます

それはそれで まあいいとしましょう

樹が鳥が

死んでしまうわけではないのですから

電気の無駄遣いといった問題も

別のところで論じましょう


ただ

もしかしたら

そうした負担を強いての 美しさや楽しさなのかもしれないと

一度でいいから 思ってみていただけると

うれしいです



~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

今年も一年、たくさんの方々に見に来ていただき、コメンとを書いてくださり、本当にありがとうございました。

溜まってしまった写真を、年末の間に整理しようと思います
そのために少しお時間を下さいね。

いただくコメントには、必ずお返事を書きます。古い記事でも、大丈夫です。
気をつけてチェックしていますから

それではみなさんも、どうか良いお年をお迎えくださいますように
また来年もよろしくお願いいたします。




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空からのクリスマスプレゼント

2007年12月24日 | 虹・彩雲・アーク
< 一瞬の光冠 >

昨日のお昼前、洗濯物を干すためにベランダへ出ると、うろこ雲のような塊が見えて、しかも陽がかげっています。

ん? これはもしかすると・・・
太陽が窓ガラスに映る位置までしゃがんで見ると、やっぱり!!

あわててテーブルの上のカメラをつかんで、「とにかく写さなくっちゃ」とシャッターを切ったのがこれでした。

< 太陽が 雲にかくれて化粧する >

この後、友人に知らせたのですが、その人が見たときはこの雲が通り過ぎてしまっていたので、何も見えなかったそうです。
口惜しがっていました。
ごめんね~


< これでも虹だよ! >

そして、夜は雨が降り、一夜明けた今朝10時ごろ。
北側の部屋からみえる遠くの山の端が、ぼんやりと赤みを帯びています。

ワクワクしながらしばらく待っていると、だんだん虹色が出てきました。
とても平べったいですが、一応は虹ですよね!

雲の大きな塊の下から虹色が始まっているのは、きっとこの雲から時雨が降っているのでしょうね?

降水雲というのはたまに見ますが、雨ではなくて虹が降っているみたいで(そんなことはありえないのですが)面白かったです

降水雲についてご存じない方は、以前の記事ですがこちらに解説していますのでご覧下さいね。
降水雲と尾流雲


二日続いて、きれいなものを見せてくださって、空のさん、ありがとう!!

< 時雨虹 サンタの橇の通り道? >




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タンスの上のクリスマス♪

2007年12月21日 | 本の紹介・その他いろいろ
「手のひらの中の夜の森」から、私の部屋のタンスの上へ。
まあどうぞ、お入りくださいませ

クリスマスの飾り、今年はこんなふうに飾ってみました。

左側の飾り箱は、去年に詳しくお見せしたのですが、折り紙細工で全部私の手作りです。
去年の記事、良かったらご覧下さい。
こちらです

右の手前は、ドングリで作ったトトロ!
友人が、毎年その年のドングリで作ってくれます。
耳はメロンのタネだそうです。

その後ろにあるのは、小さなリースです。
ちょっと解かりにくいかもしれませんね?
こんな感じです。

作り方は簡単そうですが、可愛いでしょう?
作者は、トトロと同じ人で、折り紙の飾りが効いてますね!



今日は別の友人が、こんなのを送ってくれました

レースで出来たオーナメントと、その前にあるのはガラス細工のラベンダーとスズラン。
さわるのが怖いような繊細な造りです。
レースはドイツ製だそうです。

お花はガラス製なので、とても重いです。半透明でとてもいい感じ。

これもまた、遠くから我が家へやってきてくれたのですねえ。
ようこそ♪

でも、このツリーにはちょっと大きすぎます
別の所に飾る予定ですが、まずは記念撮影をしました。


クリスマスイブがお休みの方も、お仕事の方も、楽しい一日でありますように・・・




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手のひらの中の夜の森

2007年12月19日 | 虹色いろいろ
これはラブラドライトという名前の石です。
青い、とても神秘的な光を見せるのですが、これはその色が出ていないときの状態です。
「な~んだ、ただの石じゃない」と思いましたか?

ところがです、
2種類の成分の違う石が幾つもの層を作っているので、光のあたり具合で複雑に色を変えるのですよ。

        

ラブラドライト

遠く 

宇宙からの光を届けてくれているかのような

深い蒼をたたえて

私の手のひらに輝いている


ふと思う

縦の縞もようが

まるで 森の中の木のようだと


蒼さをもっと味わいたくて

うんと暗くしてみる

すると

星明りの空に浮かぶ木立が

はっきりとその姿を現した


おや

表面をななめから透かして見ると

なにかキラキラと光る小さな粒が見える

これはきっと

夜空を流れる

天の川

ほら

川をはさんで

織姫とひこ星が見えているよ!


           


ラブラドライトは大好きなので、いくつか持っていますが、これほど深い青色と、しかも表面に細かな虹色が見える石は初めてでした!

はるばるとマダガスカルからやって来た、縁の深いこの石、大切にしようと思います。


原石はまた違ったキレイさがあります。
これも光を当てないと、ただの石なのですが。

古い記事ですが、良かったらご覧下さい。
ラブラドライト原石の輝き


ちなみに私は、いつもここで購入しています。
ここで購入



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華やかな日の出

2007年12月18日 | 12~2月の空
大阪の日の出は7時すぎなのですが、ベランダの正面には小高い山があるので、更に遅い時間に太陽が現れます。
今朝、起き出してカーテンを開けると、こんな空が広がっていて、ドキッとしました。

< 燃えあがる 雲にみとれて 立ちすくむ >

もっと冷え込みが厳しければ、立派な太陽柱が見られたにちがいありません。
来月あたりを期待しましょう。



この後、太陽が顔を出したものの、すぐに雲が厚くなり曇り空となりました。

さっきは、この雲が全部、朱に染まっていたのですね!

< 登りくる 陽はつれなくも 雲の中 >

お日さまがいっぱい当たってくれると、南向きの部屋は暖房不要なのですが・・・



これだけではつまらないでしょう?
オマケを一つ。
12月14日の昼過ぎに姿を見せた、時雨虹です。

太陽の側に雲が多かったので、虹は現れたり消えたりしながら、長い時間、雲を染めていました。
紅葉した山肌に淡い虹、初冬ならではの風景と感じました。

< しぐれ降る 山路を想い 虹を見る >



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チリメンモンスター・6

2007年12月17日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
☆いつも通り、添付スケールは、ひと目盛りが5ミリ四方です。

まずこれは、カニのメガロパ幼生と呼ばれるものです。
カニの子供で、大人のカニの形になる、一つ前の段階です。
それを並べただけでは楽しくないので、顔を写してみました!

カニのメガロパの顔、もしかして、本邦初公開?
それはともかく、思わぬ可愛いさでしょう?

残念ながらカニの種類まではわかりません。


これはカニダマシのグラウコトエ幼生(カニの場合のメガロパに相当)です。

正面からだけではつまらないと思って、後ろ姿を写してみたら、シッポ付きでした。
ちょっと得した気分です♪

大人のカニダマシはもっとカニっぽい姿ですが、これはカニダマシの子供の時代の姿です。

カニダマシはカニに似ていますが、違う生き物です。
その証拠に、脚の数が違うし、長~いオヒゲがあります。
詳しい解説は、いこまるさんのところで見せていただいてください。
いこまるさんのカニダマシ



これはゴメスクラゲノミの♀だそうです。

スケールのひとマスが5ミリですからかなり小さいです。

クラゲノミというからには、クラゲに付く寄生虫だと思います。

チリメンジャコの袋の中身も終わりに近く、後はゴミだなあと思っていたときに、ぱっと目に入りました。
いわば掘り出しモノです!
壊さぬようにと、気を使いました。


最後はクシバズキン(ウミノミの仲間)です。

一見エビのようでもありましたが、頭や脚の感じが違いました。

不思議な生き物ですねえ・・・


というわけで、今回も私のチリモンの師匠<あぶらくさすさん>に、全面的にお世話になって、いろいろお調べくださって名前が解りました。
あぶらくさすさん、ありがとうございました。


ぼくたちゃ 仲良しさ♪

↑フグ   ↓カワハギ


他にもまだまだあります。
また今度ね~





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つくったばかりなので、まだ寂しいです。
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見舞い客来る

2007年12月12日 | 昆虫&生き物
ベニモンツノカメムシでしょうか?
(アオモンツノカメムシでは? と、↓のコメンとで「くまじろうさん」が教えてくださいました)
初めて見るカメムシです。

今日は曇りで寒いのに、どうしたのでしょう?
ベランダで、ひっくり返ってもがいていました。

助け起こすと、見たことのない模様だったので、早速一枚写してからエレベーターで下まで連れて行きました。

伐採を嘆いていた私の所へ、お見舞いに来てくれたのかな?
ようこそ、ありがとう♪
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小さな貝殻、大きな貝殻

2007年12月12日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
これは一番小さな貝殻の一部です。
いつも登場している、ひとマス5ミリのスケールをつけましたので、大きさはご想像いただけるでしょう?

こんな小さいままに、殻だけになり、波にもまれて流されて、それからバケツのすくわれて、さらに私の元までやって来た!
いったいまあ、どんなご縁があるのでしょう・・・

整理してある入れ物は、お饅頭の入っていた箱です。
中に3センチくらいの仕切りがあるので、それを利用して、巻貝や平たい貝というように分けて保存しています。


では、これよりはもう少し大きいのを見てください。


一部小さいのも混じっていますが、概ね1センチ以上です。
大きいのは2センチくらいです。


大きいのはどれくらいだったかというと

これくらいです

8センチくらいありますから、なんだか笑っちゃいますね。


貝殻と一緒に入っていたものも、種類別に整理が出来ました。


海岸に流れ着いた様々なものを拾い集めるのを、ピーチコーミングと言いますが、
それのミニミニ版です。

海草、木の切れ端、枯れ葉(よく壊れずに!)、
鳥の羽(一番手前の右の木の皮の上にあります)、
何かの切れ端、サカナの骨、タネらしきもの、もみがら、アメリカセンダングサのヒッツキムシ(上の方の右寄り、針のついているもの)までありました。

ここには写していませんが、コガネムシのものらしい脚もあったのですよ!
大きさは、一番大きな枯れ葉が1,5センチくらいです。


バケツに一杯の、砂まじりの貝殻の選別は、生まれて初めてでした!!
チリメンジャコの中から、チリモンを探すのと同じような楽しみです。
しんどくて楽しかったです





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惜別と決心と

2007年12月10日 | 釈尊寺団地
自治会で決めたことだからと
弥生時代の遺跡を囲む竹薮の
大きな木と竹が 何本も、何十本も切られた

切り倒された大木の年輪を数えてみた
60までは数えられたけれど
もっとありそうだ

根っこは残っているので、長い年月の後には
再び木は育つにちがいない 何十年か後には
でも、私にはそれだけの時間は残されてはいない


切り株を撫でながら 私はつぶやく

さようなら・・・
たくさんの想い出を ありがとう
涼しい木陰や セミや小鳥の声を ありがとう
かわいい木の実や
きれいな落ち葉を ありがとう

私の心の中に
たくさんの写真といっしょに
あなたたちの姿は しっかりと残っているからね



数日前まではこんな姿だった



それがこんなことになってしまった

突然襲ってきた不幸に
木は さぞや戸惑っていることだろう


中には こんな無惨な切り方をされた木もある


「生木を裂くように」という言葉がある
分かれがたい二人を、無理やり引き離す時の例えだ


この木も
半分に引き裂かれて
さぞや痛かったに違いない

なにも、こんなひどい切り方をしなくても・・・


木々が残していった色とりどりの葉

もう来年は見ることができない


      

木がなくなっただけではなく、木の下で育っていた植物やキノコや、水滴を宿してくれたコケや、そこに暮らしていた昆虫たちが、おそらく姿を消すだろう。
生態系が壊れるとは、こういうことなのだと 強く実感した!

こんな小さな範囲のことにこだわって泣いているより、自然を守り育てる運動に、出来る範囲で協力していかねばなるまい。

木は、私にそれを託して消えていったのかもしれない。




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