そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

「いや~~ん」って言わないで!

2005年11月30日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
「こんなの気持ち悪い、キライ!」って思いました?
大丈夫です、よ~く見てください。
ほらね、むにゅむにゅしてなくて、なんだか硬い感じでしょう?

それもそのはず、これはドングリのおわん(殻斗)で作ってあるのです。
よく出来てるでしょう?
と言っても、残念ながら製作者は私ではありません。

図書館の司書をしている友人の作品なんです。
図書館では、子供たちが本に興味を持ってくれるように、図書館というものに親しみを感じてくれるように、様々な行事をします。
その中から、たくさんの興味深いものが生まれます。

以前にご紹介した、ドングリトトロもその一つです。
今年も、もうすぐ新しいドングリトトロが生まれると思いますので、またお見せしますね♪
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秋の名残の展覧会

2005年11月29日 | 木や草の実・タネ・松ぼっくり
一雨ごとに冬が近づいてくる頃になりました。
北海道は雪の便り、関東でも雪虫が飛んでいるらしく、ほぼ真ん中の大阪も紅葉の盛りを過ぎました。

そんな中でも、名残の秋を愉しませてくれるものが沢山あります。

このイチョウはかなりの大木で、風が吹くと花吹雪ならぬイチョウ吹雪が舞います。その中に立っていると、とてもぜいたくな気分です。



こちらはユリノキです。茶色くなって落ちてくるのですが、こうして逆光に照らされていると、びっくりするくらい華やかです。
ちょっと大き目の写真でご覧ください。


ヒヨドリジョウゴの実です。つやつやしておいしそうですね!
ヒヨドリが食べるのでしょうか?
私も食べたくなりました。


これは、コウヨウザンという杉の仲間の木の球果(マツボックリのようなもの)です。
先っちょがとんがっていてちょっと痛いです。そのせいかどうか「森のエビフライ」が見当たりません。大きさは色々ですが、平均すると4センチくらいです。

その「森のエビフライ」はこれに似ています。

落ちたマツボックリが、鳥やリスやネズミにかじられて、芯だけ残っているものの名前なんです。
私たちが食べるエビフライに似ているからなんですが、この写真のは形が良くありません。こんなに筋が残っているのは、鳥の食べ後なんだそうです。
参考写真と思ってくださいね。




まだこんな色をしているドングリもあります。
ちょっと日当たりの悪いところで、午後のちょっとの間だけしか陽を浴びないせいだと思います。
でも、一生懸命です。

移り行く季節の中で、まだまだ多くのものたちが命を謳歌しているでしょう。
その中のほんの一部をご紹介してみました。



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さあ、帰りを急ごう・・・

2005年11月28日 | 夕やけと薄暮
今日もいいお天気でした
メタセコイアの木立の向こうに、夕日が沈んでいきます

今まで、この下の田んぼで落穂を拾っていたカラスたちも
一羽また一羽とねぐら目指して飛び立っていきました
これが最後の一羽です

カラスは何も考えてはいないけれど
考えないからこそ 手抜きもせずに 
一生懸命に一日を暮らしたことでしょう
ちょっと 悪戯はしたかもしれないけれど!

夕焼けが見たくて 
こんな時間まで 夕飯の支度もせずに 私は遊んでいるのです
カミサマ 今日だけ許してくださいね
悪戯しないで お利巧な一日だったから・・・


このカラスを見送った後も、私は立ち去りかねていました。
こんな雲が、ゆっくりと流れてきたからです。



明日も晴れそうですねえ。

            ☆ ☆ ☆

この記事とは全然関係ありませんが、北海道の自然写真家門間敬行さんのサイトの
「雪が滑った、滑り台」の写真が楽しいです♪
門間さんのHP

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アサギマダラのはるかな旅

2005年11月26日 | 昆虫&生き物
小さな体で、まるで渡り鳥のような長距離の渡りをする、アサギマダラというチョウをご存知でしょうか?

チョウが海を渡って遠くへ飛んでいくなんて・・・初めて知ったとき、私は壮大なロマンを感じてドキドキしたものでした。

この写真は、そのアサギマダラが淀川の河川敷でミズヒマワリという植物にやってきたところです。

前翅長(前翅の付け根から先端までの長さ)が40~60mmというサイズで、何百Kmも、あるときは2000Km以上もの渡りをするのですから、驚きです。

自然写真家の湊和雄さんが、去る10月22日に日本の最西端与那国島で発見された一頭は、
7月28日に栃木県日光市の湯元スキー場で、翅に地名などのマーキングを施されて飛び立ち、86日もかけて2080Kmという長距離飛翔をしたことが判ったそうです!!

これだけの距離を飛んだのは、さすがに多くは無いようで、アサギマダラの渡りの史上4番目の記録と発表されています。

偏西風がことのほか強い日や、雨の降りしきる日あったでしょう。
飛んでいるとき、途中で休憩しているときなどに、どんなドラマや出会いがあったのか、ぜひ聞いてみたいものですね。

解説と、きれいな写真は
湊和雄のDIGITAL南島通信・業務日誌
の、11月前半分の中の11月4日に詳しいので、ぜひご覧ください。




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静かなラクウショウの木立

2005年11月25日 | 9~11月の草木
大阪市立大学理学部付属植物園内のラクウショウです。
またの名をヌマスギ。
名前どおりに沼地などの湿気の多い場所を好みます。

メタセコイアに良く似た感じの葉で、黄色実を帯びた薄い茶色が西日に映えると、一枚の絵のようです。

実も成りますが、熟すとバラバラになって落ちてくるので、茶色くなった完全な形のものは、なかなか拾えません。
これは、珍しくほぼ完全な形のが拾えたので、そっと持ち帰ってボンドで固めてあります。



根っこの近くには、気根と呼ばれる丸いものが(根の一部)モコモコと出てきて、さまざまな形が面白いです。

こんな形のもあります。
まるで道祖神のように見えますね。
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ネコのかくれんぼ?

2005年11月25日 | 昆虫&生き物
このネコは、隠れているつもりです。

恐がりで、すぐに逃げる子なんです。
このときは、柱の陰に隠れて、様子をうかがっているつもりのようでしたが、あいにく影が写っていて、私はすぐに気がつきました。

なんだか愉快だったので、シャッターを。
ネコはめったに写さない私の、珍しい一枚です。
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今朝の太陽柱(たいようちゅう)

2005年11月24日 | 太陽の姿・太陽柱
今朝はすこし雲があり、日の出がきれいそうなのでカメラを持って待ち構えていたら、なんと太陽柱が!

そんなに大きなものではないけれど、この秋初めて見たので、うれしかったです。

光の柱をつくるのは、大気中に漂っている平らな形の氷の結晶の粒です。
それが水平に近い形で並び、まだ低い位置にある太陽の光を反射したのが太陽柱です。

去年の年末、スマトラ沖地震の前日に現れたものは、とても立派で驚かされました。
こんな感じです。




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早くもクリスマスムード

2005年11月23日 | 本の紹介・その他いろいろ
私が、町へ買い物に行くときに乗るバスの通り道に見つけました。

このお宅は、去年も立派なイルミネーションを飾られていたので、期待していたのです。
そしたら今年は、ますます立派に!!
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落ち葉の便り

2005年11月23日 | 風景写真 &葉っぱの姿
やっと押し葉が出来上がったので、こんなのを作ってみました。
和紙のはがきに、マルチコートフィルムで貼り付けてあります。

マルチコートフィルムというのは、図書館などで、本が汚れたり壊れたりするのを防ぐために、ぴったりと覆いをかけているあの透明フィルムです。
私はCO-OPの共同購入で買っています。

押し葉より一回り大きく切って裏紙をはがし、エイヤッと気合を入れて葉っぱを乗せます。
そしておもむろに葉書に貼り付けます。

何故「エイヤッ」なのかと言うと、粘着力がやたら強いのと、裏紙をはがしたときの静電気で、所かまわず葉っぱを引き付けるので、油断しているととんでもないところにくっついてしまうからです。
一度くっつくと剥がせませんから、選び抜いた一枚の葉っぱと、泣きの涙でお別れ~~という悲しい事態になりかねないのです。

かくて出来上がったこの努力賞ものの葉書は、
赤く紅葉するのはハゼノキの葉だけで、他は黄色にしかならないという沖縄の友達と、ご高齢で外出がままならない年上の友人に送ります。

喜んでくださると嬉しいのですが・・・

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草紅葉

2005年11月22日 | 風景写真 &葉っぱの姿
紅葉というと、とかく高いところに目が行きがちですが、こんな所にも可愛い色が見られます。草が紅葉するからクサモミジ・・・

「これな~~んだ?」

わかった人はかなりのお花博士?!  答えは、ヒルザキツキミソウです。

何か拾い物(ドングリとか)はないかと、下ばかり見て歩いていたら、こんな小さな鮮やかな赤が目に飛び込んできて、ドキッとしました。

これを草紅葉(くさもみじ)と言っていいのかどうか判らないけれど、足元にあるのだから、いいですよねえ?



下ばかり見るのに疲れて、ふと空に目をやると、とっても青空!!
おもいきり深呼吸をしたくなりました。

この大きな葉が落ちてくるので、お掃除の人たちは毎日大変です。
落ち葉を詰めた大きなポリ袋がいくつも出来ます。
それを幼稚園の人がもらいに来て、焼き芋をするんですって!

秋は楽しい

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