私の部屋から少し離れた所ですが、学校のグラウンドのすみっこに、藤棚があります。
秋口から、立派な実がゆらゆらとゆれているので、一つでも良いからタネが手に入らないかなあ~と毎日見ていました。
そして数日前のこと。
買い物から帰ってきて歩いていると、なんだか黒い丸いものが落ちています。
何だろう?
と、思って近づいてみると、なんと、なんと、フジのタネではありませんか!!!
冬の良く晴れて寒い日に、パチーンとサヤがはじけてタネが飛び出すことは知っていましたが、15メートルはありそうな距離の藤棚から、飛んできたのにはビックリです。
たぶん、突風が吹いたときに、タイミングよく風に乗って飛んできたのでしょうね。
上の写真は、枚方で写した藤の実の莢とタネです。
二つの莢を並べたので、解りにくい写真になってますね、すみません・・・
カラスノエンドウなどと同じような仕組みですね。
そういえば、スーパーの近くにも藤棚があったことを思い出しました。
ちょっと遠いのですが、行ってみましょう。
あった、あった。
いくつかのタネが落ちていましたが、なんだか色が違うのです。こんな色のは初めて見ました。
持ち帰って並べてみました。
上側の色の濃いのが枚方で拾ったのと、先日飛んできたものです。
大きさも少し違います。
これだけ違うのは、きっと種類が違っているのでしょう。
と言うわけで、ネットで調べてみました。
それによると、明るい色のが「ノダフジ」
暗い色のが「ヤマフジ」
のようでした。
大阪府福島区の野田あたりは、ノダフジの発祥の地らしいです。
ノダフジは日本の固有種の藤で、江戸時代には「吉野の桜、野田の藤、高尾の紅葉」といわれたとか!
一度絶えてしまったのが復活したいきさつなど詳しいことは
こちらのブログで
大阪に住んでいるのに、ノダフジが初めてだなんて・・・
2種類のフジのタネが手に入り、とてもうれしかったです。
ながながとすみませんでした。
最後まで読んでくださった方、ありがとうございます