そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

プチモン・その4

2023年08月11日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
初めて見たときは、不思議な姿に「いったい何物?」と驚きました。
これでも、綺麗な方です。何しろ足が細いので取れてしまうんです。

ウチワエビのフィロゾーマという時期の姿だと習いました。伊勢エビなんかもこの時期にはこんな姿で、30回くらいも変身して親の姿になっていくのだとか。
大変ですね~~

親の姿は検索するとすぐにヒットします。他のよく似た種類の仲間も見ることが出来ます。
この仲間は親の姿も平べったいので、さもありなんと思いますが、伊勢エビは全然違いますから、一年がかりで変身していくという大変さに感動します。

こちらはコブシガニのゾエアと呼ばれる時期。

4㎜位です。
親はカニという名の通り、まさにカニの姿をしています。痛いのですよ、これは!

他には、私には毎度お馴染みの、米粒か、それよりもう少しちいさいサイズの貝が見つかりました。5ミリ四方の用紙に乗せてみました。





長くちりもんをやってきましたが、名前はいまだにわかりません。
子供なのか、これでも親なのかも・・・

そしてこれは、ウミノミの仲間。

ずっと以前にも鹿児島のプチモンの中に見付けたことがありました。
詳しい写真と説明は「チリモン・プチモン写真館」に載せていますので、興味のある方はご覧ください。「ウミノミ」の中に載せています。
これは、南の方面の海のモノらしく、他の地域では見た事がありません。私が見た事が無いだけなのかも知れませんが。

さて、これで今回の主なモノは載せましたので、そろそろこの特集は終ります。


立秋も過ぎて、季節来遊魚の子供たち(例えばチョウチョウウオなど)も姿を消していくでしょう。
以前は「死滅回遊魚」と呼ばれていて、何だか悲しかった記憶が残っています。

歳をとって写真はしんどくなりましたので、もうプチモンはこれが最後かもと思いますが、もし、まだ元気が残っていたら、いずれまた。
なにしろ大好きな仲間ですので・・・・














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プチモン・その3 魚の仲間

2023年08月05日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
前回は私が大好きなメガロパの仲間たちを見ていただきましたが、今回は魚の仲間です。

指に乗せているので、おおよその大きさは想像していただけるかと思いますが、

タツノオトシゴです。
コレが魚の仲間と言われて、昔チリモン初心者だった頃の私は、目が点になったものでした!
でも、しっかり観察すると胸びれなどがちゃんと着いているそうです。
スズキの仲間です。
春先に生わかめなどを買って水洗いをしていると、見つかることがあります。
私などは、ちょっとトクした気分になります。


これはギンカガミ。世界中で1科1族1種という珍しい魚です。スズキの仲間。
鱗がなくてすべすべしていて、光を反射するので<ギンカガミ>・・・・

この個体は小さいですが、尾びれが無い以外は綺麗な形をしています。
もう少し大きい個体になるとお腹の部分が大きく欠けていることが多いです。
他の魚に食べられちゃうのでしょうかね?
で、どんな尾びれかというと、

完全な形ではありませんが、こんな感じです。

これは、模様を見たところ、多分サバ?

今回はわりに数多く入っていました。
形も綺麗なので目につきます。

最後は太刀魚

2,5センチくらいでした。
銀色はかなりはげていますが、それでも「あ、タチウオ!」とすぐに解ります。

他にも何種類かお魚がありましたが、壊れていたり、馴染みの無いものだったので省略、今回はこれに留めました。

あともう一回ありますので、よろしく。
あまり人気が無いようで申し訳ないですが、お付き合いくださいネ。





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メガロパ(カニの幼体) プチモン・その2

2023年08月05日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
一口にプチモンといっても、大きさは様々です。
この写真、メガロパ(カニのごく小さい時期)ですが、それでもこんなにサイズが違います!
私の指は細めではありますが、まあまあ普通サイズ。そこに乗っけてみた大小のメガロパです。
大きいサイズのは、後ろ脚の様子から考えるとイシガニの仲間でしょうか?

これは、種類が違うのでしょう? ちょと形が違っています。

大きくして見ましょう。

なかなかカッコいいでしょう?

そしてコレは・・・
カニではなくてテナガエビか何かの子供かしら? やっぱりカニかなあ~~
(「チリモン&プチモン写真館」で調べてみましたら、どうもヤドカリの幼体のようです)

指に乗せていますがかなり小さいですね!
繊細なのでパーツがとれてしまっている部分があり、残念です。

今回のプチモンに入っていたメガロパは、こんなところです。
数は結構入っていました。
1枚目の写真の小さい方のサイズのが多かったです。

古い写真を見てくださった方は、ご記憶があるかと思いますが、色々と撮影のための準備が整っていましたので、図鑑にも載せていただいたほどサイズもはっきり解っていただけたし、ピントもきれいに合っていました。
それを思うと今回の写真はお恥ずかしい限りですけど、やっぱり見ていただきたかったので、載せてしまいました。すみません、お許しをm(_ _)m

では、続きはまた後日。
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久々のプチモン!・ その1

2023年07月23日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
引退してから久しいので、写真をご紹介することもなかったので「プチモンってなに?」と首をかしげる方もいらっしゃるかもですね?

ちりめんじゃこに混ざっている、海の小さな生き物たちの総称です。
「チリモン」と言えばお判りになる方が多いかも知れませんが、これは和歌山の業者さんの専用の呼び名ですので、私が購入している鹿児島の大久保水産さんでは、「プチモン」と呼ぶことにしています。

あまり暑いので、プチモンでもやってみれば少しは気が紛れるかもと思い、少しだけ購入してみました。

袋を開けると、懐かしい磯の香り!
今の時期は、魚のエソの子供がとても多いようです。体の黒い点々が目印です。
上の写真の一番上のは、シャコの子供です。

その他では、私が大好きな甲殻類のなかの、カニのごく幼いもの(ゾエア)も多かったです。
本体の前後に、長くて細い針が伸びています。

この写真の一番上左側のものです。(体の部分で3㎜位)
その右下に見えるのは、下に伸びている針の先が二つに別れているので、カニダマシの幼体だと思います。

写真の真ん中のでっかいのは、ゾエアから少し成長したかにの幼体でメガロパと呼ばれます。
こんなに小さいうちから、手(?)の先にハサミを備えているのはあっぱれです!
左側の小さいのもカニのメガロパですが、種類も成長段階も違っています。

他にも色々出てきたので、古い友達に再会した気分で、暑さはどこかへ飛んでいきました!!
この下の2枚の写真は、プチモンをノートの紙の上に乗せています。5ミリ罫です。


これはクリイロカメガイです。
けっこう大きくて、目立ちます。大きさは7×10㎜くらい。
たいていのチリモンは、サイズが色々なのですが、この貝だけは、他のサイズは見た事がありません。


これは魚の仲間です。
点々のあるのがエソ。
その上のがカワハギだったかな?
右下はチョウチョウウオの仲間。
その下はフグです。

他にも色々小さいものが出てきましたが、長くなるのでまた次回に。

ひどい暑さです。
みなさま、くれぐれもご自愛を!

~~~~~~~~~~~~~~~~
写真を写すための色々な装置も捨ててしまったので、出来の悪い写真で申し訳ありません。
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いちおうはチリモン?!

2019年10月06日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
ちりめんじゃこを買いました。
普通はシラスを買うのですが、久しぶりに硬いのを食べたくなって。

で、こういうモノを見ると、昔の習慣からついお皿にあけて中身をチェックしてしまいます。

すると、おやまあ~出てきましたよ、チリモンたちが。
何しろチリモンとして売っているのではないので、かなり壊れていましたが、ちょっと取り出して見ました。
上の写真です。

多くは同じ種類のメガロパ(カニの赤ちゃん)やゾエア(まだメガロパより幼いもの)でしたが、真ん中辺りに見えているのは、カニダマシの仲間のゾエアかも?
こんなに壊れていてはとても同定は出来ませんけど。
左の下のはシャコの中間の子供です。

中に一つだけこんなのがありました。

しっぽの先の様子や、背中の殻(正しい呼び名をど忘れしてしまいました)が二つに割れているところから考えると、たぶんヤドカリの仲間のゾエアかな??
大きく写していますが3~4ミリ程度です。

他にエソやサバ等の極小さな子供が見えましたが、あまりに壊れているので、写真には撮りませんでした。

たいていのお客さんは、こんなものが混ざっているなんて気がつかずに召し上がっているのでしょうね・・・極小ですから口の中で痛かったりということもないでしょうし。

もう、しっかりと写真を撮る技術も気力も失せてしまいましたが、一寸楽しいひとときではありました、うふふ




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お知らせ

2017年11月05日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
ちょっとしたアクシデントがあり、私のブログ「見て、見て、チリメンモンスター&プチモンスター」が、削除されてしまいました。

更新しなくても毎日多くの方が見てくださっていたのに、申し訳ありません。
でも、コメントは消えましたが、写真は「チリモン&プチモン写真館」に全部入っていますので、引き続きご利用いただけます。

今まで「見て、見て・・・」をリンクしてくださっていた方は、お手数ですが上記「写真館」へ切り替えをお願いいたします。

チリモンというものが世の中に登場して間もなくの頃からのブログですので、チリモンの歴史そのものでもありました。
また、折々にいただいた思い出のコメントが消え去ったのは、大きなショックです!!

まあ、起きてしまったことは仕方がありませんので、「写真館」があったことを喜び、これからも大切に手を入れていきます。

今後とも「そよ風つうしん」同様に、よろしくお願いいたします。
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チリモンブログを更新しています

2017年07月31日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
珍しいものをUPしていますので、是非覗いてください!
こちらです


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久しぶりにプチモンを観察しています!

2017年06月18日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
長いブランクがありましたが、久しぶりにプチモンが送られてきたので、分類を試みています。

写真は、ものすごく大きいので最初に目につきました!
青い四角は一片が5ミリですので、大きさをご想像ください。
セミホウボウの稚魚です。

興味のある方はこちらでどうぞ。背中とお腹側の写真も載せています。



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プチモンの写真の続きです

2016年09月09日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
写真では色が解りにくいかもしれませんが、銀色しているのと体形からボラの子供かと思います。

この形ははサバかな?

顔の形と尾びれのところが細くなっているのが特徴です。

そしてこちらはハゼ?


これはとても大きなフグの仲間です。大きくてビックリしました。

生きていたらかわいいでしょうね?

お魚はここまでです。


これはヒラツノモエビで、顔の上についているツノが立派なのでオスでしょう。



これは名前不明ですが、おヒゲがずいぶん長いですね。
よく折れなかったことと驚きました。


これはオマケで入れてくださっていた貝殻ですが、サクラガイの仲間でしょうか?

おとなしめの色ですが、きれいでした。
ありがとうございます!

他にクリイロカメガイもありました。
プチモンにはクリイロカメガイが、とてもよく入っています。

裏側です。

左のは色がうすいので、クリイロではない普通のカメガイかも?


今回はこんなところでした。
またそのうちに購入して見るつもりです。





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先日のプチモンたちの拡大写真です

2016年09月07日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
ご無沙汰いたしました、、、プライベートなことなんですが、いささかショッキングなニュースに驚かされて、腰を抜かしておりました、、、
長生きすると、色々と歓迎すべからざるニュースもやってきます。
それを、なんとかかわして行くのも、歳の功なんでしょうか?
それはまあ、おいときまして・・・


すっかり遅くなりましたが、先日のプチモンたちの写真です。

今日は、まずは4枚ほどを。

最初のは、いわずと知れたカワハギの仲間です。
頭の上にあるのトゲが、長く延びているのはオスだそうですね?
なかなかカッコイイと思います。


次は、これもおなじみのタツノオトシゴ。

小さい可愛らしい固体です!


これは、いつもとはちょっと様子が違うチョウチョウウオの仲間。

プチモンの中には、時々現れます。
種類がちがうのでしょうか? 背びれがとても立派ですね。


そして、これは

例の、首の付け根に黒い模様があって、上から見ると顔のようになっている種類のエソと、下の小さいのはアイゴだと思います。

顔に見えるのなんてしらないよという方には、この写真を!

ほらね!
初めてこれを発見したときには、大いに笑ったものでした




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