そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

生かされている命、大切に生き抜きたい

2016年12月30日 | どんぐり屋のつぶやき
今年も、去りゆく年の後ろ姿を見送る頃となりました。

今年の夏、私の心臓に故障がみつかり、持病のせいで治療薬を飲めないということが解りました。
だから、運任せなんです。

どっちみち寿命は、生まれてくるときの神様との約束らしいですから、自分ではどうすることも出来ません。
「どうぞ宜しくお願いします」の心境です。

>人はそれぞれの命を生きるようになっている、ほかの人とは違う命を。
そして、その命を生きると言うことがとても大事で、生きているのでは無くその命を生きるべく生かされているのである。(『生の幸い 命の輝き』鈴木秀子著・中央公論社)
という言葉を読んだことがあります。

古い本なので絶版になってしまったようですが、この著者の本はたくさん発行されているので、どれかの本にこれと同じことが書かれているかもしれません。
著者はシスターですが、キリスト教の考えに固執することなく、ひろく世間一般の私たちの心にすっと入ってくるような文章と内容がすてきです。
私が、生きる方向を定められなくて悩んでいた頃に出会った、素晴らしい人生の先輩の一人なんです。

私の人生、後どれくらいの時間が残されているのか解りませんが、ささやかでも、どこかで誰かの心が温かくなってれるようなことをしながら生きたいな~
あの大好きな言葉「微力でも無力じゃない・微力を全力で」を信じて!!

今年も、ブログを見てくださって、ありがとうございました。
環境と体力の変化から、内容が少し変わってしまいましたが、来年も見ていただけたらうれしいです。

また時々いただくコメントはたとえ一言であっても、私に大きな元気を与えてくれています。
お忙しい中でコメントをくださった方々、本当にありがとうございました
どうぞ来年もよろしくお願いいたします。

そして、皆さまにもどうか良いお年が来ますように、毎日空を見上げてお祈りしています



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今年も残りは数ページ

2016年12月28日 | 本の紹介・その他いろいろ
いつも枕元に置いて、毎晩開いてきたこの本たちも、とうとう終わりの数ページになってしまいました

これらの本を、寝る前に開くのが毎晩の楽しみになってから、もう何年になるでしょうか・・・
さすがに覚えている言葉や短歌、俳句などが増えてきました。

前にも書いたことがありますが、最も心に残っているのは

<花散るや伽藍の枢(くるる)落としゆく>

という一句です。
凡兆という俳人のことは、この本を見るまで知りませんでした。

はらはらと散る花を西日が照らしているでしょうか・・・その中で、本堂の扉や窓の錠をかけてゆく僧の姿が影絵のように目に浮かびます。
かすかな音が響いているのでしょう、その音がかえって静かさを感じさせるという様子がが心憎いばかりです。
向かって左の『ことばの歳時記』の4月8日のページに載っています。

『ことばの歳時記』は新潮文庫で、一日1ページに季節に応じて俳句や言葉や行事が取り上げられていて、その解説が楽しいのです
いろんな言葉の語源なども教えてくれるので、物知りになります!


真ん中の本は「今週の歳時記」(長谷川櫂・筑摩書房)という副題がついてます。
一週間ずつ、その時期の季語をいくつか取り上げて、俳句や短歌を紹介しています。
一年分ですから、楽しみながら歳時記の勉強ができます。


右の本は、『日めくり 四季のうた』(長谷川櫂・中公新書)で、一日一つの俳句、短歌、川柳、漢詩などを取り上げて、簡単な解説をしています。
一日分が短いので読みやすく、自分なりの想像も掻き立てられてなかなか面白いです。

こうして見ると、私は長谷川櫂さんの感性に共感を持っているようですね。

というわけで、眠りにつく前のほんの数分ですが、生活とは無関係な世界へ連れて行ってもらって気持ちのリフレッシュができています。




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介護の場面で気持ちが伝わりますように・・・

2016年12月25日 | 本の紹介・その他いろいろ
写真は何年か前の霧の朝に見つけた水滴です。
水滴の周りに小さな水滴が! 
肉眼では気がつかなかったので、パソコンに入れてから見てびっくり!!
ちょっと得した気分でしたよ

ところで、何気なくラジオのスイッチを入れたら流れてきた放送中の番組で、とても良いことを知ったのでご紹介しますね。

認知症の方の介護で、こんなことを試して見ると、きっと楽になりますよと言うような内容でした。

「ユマニチュード」または「イマニチュード」または「ヒューマニチュード」などと呼ばれている方法で、相手への思いやりの気持ち「私は、あなたを大切に思っていますよ」ということが相手に伝わるようにするには、どうしたら良いかというノウハウみたいなものです。

例えば、
相手の体に触れるときには、腕などを突然つかんで持ち上げない。
突然つかむことは、相手に対して強制的に何かをしようとしていると伝わってしまうのだそうです。
それよりなにより、きっとびっくりしますよね、、、

ベッドに寝ている人を見下ろすような姿勢で話さない。
膝を床についてでも、目の高さを相手に合わせて話すと気持ちが伝わる。
せめて、腰をかがめて!

話しかけるときは、例えば壁に向かって寝ている人に対しては、ベッドを動かしてでも相手の前に回ってちゃんと相手の視野に入るような距離(15センチくらい)に立ってから話しかける。
認知症の人は視野が狭くなっているのだそうです。

また、話し始めるときはいきなりではなく、まず相手の名前を呼んだり、「お母さん」などと呼びかけてから。

幼児語は使わない。

などなど、知ってみれば なるほどと思うことばかりです。
認知症の人は何も解らないのではないので、一人の人として大切に相対せば気持が伝わるのです、と言われてみれば、私たち自身がされて嫌なことはしないようにしましょうということなんだと、しみじみと思いました。
また、認知症の方に対してとは限らず、介護や育児の場面でも大切な心構えではないでしょうか?

もっと詳しいことは                               こちらをご覧ください
過去にNHKで放送された番組を要約してあり、とてもわかりやすいです。
また
こちらにも

どちらのサイトも知症についての解説も詳しいです。新しい発見があるかもしれません。


あなたの介護や育児の場面で、「あなたは私にとって大切な人なんですよ」という気持ちがちゃんと伝わったらうれしいですよね




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明けゆく空に

2016年12月24日 | ポエム&好きな言葉
空に輝く星は
明けの明星でしょうか

今日のお天気を約束してくれている空の色
きれいだなあ・・・と心楽しく見上げている私

でも
夕べもお腹をすかしたまま
この明け方の寒さにじっと耐えている人が
きっとどこかに居るでしょう


「いつも 
誰かのために
1%だけ手を差し伸べようよね」
これは私が尊敬している鎌田實さんの言葉

忘れたくない
忘れてはいけないと 
毎日自分に言い聞かせる

一人でも多くの人が
心にこの言葉を刻んでほしい

1%なら 
無理しなくてもあなたにも出来るでしょう?

クリスマスのごちそうの
1%のお金を入れるための貯金箱
今から用意しませんか?



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NPO法人日本レスキュー協会ってご存じですか?

2016年12月23日 | どんぐり屋のつぶやき
チャリボンへ古本を送り、買い上げていただいた代金は救助犬の団体日本レスキュー協会に寄付をお願いしたら、届けてくださったようで、早速小冊子を送ってくれました。

この団体について詳しいことは知らなかったのですが、捨てられていた犬や猫を保護して、病気にかかっていたら治療をほどこしてから里親さんを探したり、災害救助犬に育てあげたり、セラピードッグとしての活動をしたりと、それぞれの犬の個性に合わせて多彩な活動をしていることを知り、びっくりしました。

自然災害などの現場へ行って、救助の手助けをする「災害救助犬」のことは以前から知っていましたが・・・

私は犬が大好きなので、こうして立派な働きをしているわんちゃんのことを知れば、まだまだ応援したくなります!

盲導犬の育成のための費用をお願いする募金箱は、時々見かけますが、災害救助犬の応援をお願いする募金箱はあまり見かけません。

設置のお願いをしますというチラシも入っていました。

あなたのお近くや、あなたのお店や会社などで、趣旨に賛同して置いていただけそうな所がありましたら、ぜひご紹介してあげてください!
宜しくお願いいたします

それとチャリボンの買い上げ価格も、来年の1月末までは20%増しになっていますので、年末の大掃除でいらない本が出てきたら、是非ともご協力を!!
この団体のほかにも、たくさんの団体に寄付が出来ますので、協力したいところへどうぞ




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今年のイルミネーションより

2016年12月21日 | 移り行く季節
今年も駅前のバス道路にイルミネーションが輝き始めました。

木の枝に電線を張り巡らすので、かわいそうだなあ~と思いつつも、なんだかワクワクしてしまうので、どうも困ったものです・・・

今年はこんな雪だるまも登場していました。
これは木を痛めつけたりしていないので、安心です♪
子供たちも喜んで見ています。

本物の雪だるまが見たいですが、街中なのでなかなか雪は積もりそうにありません。
子供のころはよく積もりました。
そして、こんな雪ウサギを作って愉しんだものです!


そういえば、バケツに雪をたくさん入れて、塩をまぜてから卵を埋めて、雪たまご(我が家だけの呼び名でしたけど)を作るのも楽しみでした。
バケツごと2~3時間くらい外の雪の中に埋めておくと、ジャリジャリした卵になって、おいしいのです!
遠い昔の思い出です。




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ブログの内容が変わったね??

2016年12月19日 | どんぐり屋のつぶやき
最近、ブログの内容が変わってきたけれど、自然観察はどうなったの?
というご質問のメールをいただいています。

ここに住んで1年半になりますが、あまりにも自然が乏しく、このままではブログを辞めないといけないなあ~~と思ってきました
そんな中でも、なんとかしてちいさな自然のあれこれを見つけて・・・と頑張ってみましたが、どうにもなりません。

いろいろ考えたのですが、皆様にお伝えしたいことは色々とありますので、少し方向転換をしようと思います。

実は、今までの人生の中で、心に残る出来事やいろいろな人の言葉などの、切り抜きがたくさんたまっています。
そんな中から、是非ともお伝えしたいことなどを選んで、ぼつぼつと載せていこうと思っています。

そしてまた、その時その時に話題になっている出来事や、テレビ、ラジオの番組のご紹介なども交えつつ。

今まで自然界の四季折々の変化を一緒に楽しんでくださった方々には、本当に申し訳ないと思うのですが、どうぞお許しくださいね。

過去の12年間の記録の中から季節をお楽しみいただくことも出来ますので、ブログの「カテゴリー」から、折々の過去ログをご覧くださいませ。

皆さま、こんなことですが、もしよろしければこれからもお付き合いいただけましたらうれしいです。よろしくお願いいたします
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障害者らの本音トーク番組が放送されます!!

2016年12月19日 | 本の紹介・その他いろいろ
今朝の新聞に載っていたNHKの番組の紹介です。

「ココがズレてる健常者 障害者100人がモノ申す」
NHK総合 21日夜10時30分から。

>障害者らが本音トークを繰り広げるEテレの情報バラエティ「バリバラ」から派生した特番だ。
ハンディがある100人がスタジオに集結、日頃感じている不満や疑問を健常者にぶちまける。

障害者の方々にちゃんと接したいと願っていても、なかなかその本音を聞く機会がないので、是非とも聞かなければ、と楽しみにしています。
あなたも是非!!


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気ぜわしい年末ですが

2016年12月18日 | ポエム&好きな言葉
空にかかる虹色を見ていると、心が静かになりませんか?

長く私のブログを見てくださっている方は、ご記憶があるかと思いますが
三好達治の詩の中に、こんな言葉があります。


>静かな眼  平和な心

その外に

何の宝が世にあろう  (「冬の日」より)


こんな心境にはなかなかなれませんが、私はあこがれます。
小春日が暖かく射している日だまりのような。
こんな気持ちになれたら、どんなに幸せでしょう。

お金では決して買えない、どこにも売っていない、この世の宝だと思うのです。

今の世の中に、あまりにも無くなりすぎているものかもしれないですね?



お金を持っていない人を「貧乏、貧しい」と呼ぶならば<「世界で最も貧しい」大統領>と呼ばれるホセ・ムヒカさんなら、きっとこの詩の心をお持ちでしょうね

我が国にも、こんな政治家が居てくれるといいのですが・・・




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10円貯金のゆくえ

2016年12月16日 | どんぐり屋のつぶやき
枚方に居た頃は、毎年楽しんでいたお茶の花、ここでは見ることがなくなり寂しいです。
こぼれ落ちそうなほどの黄色い蘂が冷たい風に吹かれているのは、見事でした。
また、どこかで見る機会があるとうれしいのですが。

さてさて、年金から天引きで引かれる介護保険の金額がだんだんに高くなって、寄付をするような余裕がなくなったので、さてどうしたものかと悩みました。

今年の初めに、一日10円なら続けられそうと思ったのが正解でした。
ついに年末最終日が見えてきました。
ちょうど、ほんの小さな収入があったのでそれを足して、今日は郵便局へ行ってきました。
送り先は「釜ケ崎炊き出しの会」です。

西成の釜ケ崎で365日一日も欠かさずに朝夕の炊き出しをしている団体です。
炊き出しといっても厳しい予算ですから、雑炊なのですが。
寄付があれば野菜がたくさん入ったりすることもあるようですが、また時には薄いお米粒だけということもあるようです。

それでも、たくさんの行列が出来ます。
暖かい食べ物にほっとして命をつなぐ方々が並ぶのです。

これからの季節、野宿をするのは命がけ。
せめて、一瞬でも温かい食べ物をお腹に入れてほしいと思います。

様々な人生の巡りあわせが、一つ二つと服のボタンをかけ間違うように狂えば、誰にも過酷な日々との出会いがないとはいえません。
立ち直りたいと思っても、まず命をつなぐすべがなければ、どうにもなりません。

恥ずかしいほどささやかな送金ではありますが、2キロくらいのお米にはなるでしょうか。
それでも、炊き出しの数回分にはならないかもしれないけれど・・・
来年はせめて一日20円がんばろうかな!

因みに寄付の送り先は
00990-8 302431 釜ケ崎炊き出しの会  です。


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