そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

居待月

2010年08月30日 | 月のある風景
これは27日金曜日の夜、10時を少し過ぎたころでした。
木星が一緒に写っています♪

25日が満月でしたから、十六夜、立待月と数えて、この日は「居待月」ですね。

満月の翌日は十六夜(いざよい
その次の日は立待月(たちまちづき) 立ったままで月の出を待っても、くたびれないうちに登ってくるから?
そしてその次が居待月(居待月。立って待っているとくたびれるので、座って待ちましょう・・・

段々に月が登ってくる時間が遅くなるのを、うまく表現してますね。
(もっと先まで、月の言葉が続きますので、興味のある方はこちらがよくわかります



この日は、夕焼けもきれいでした。

このような色合いは、夏の終わりの夕方にしか見ることができません。
しかも、空のどこかに秋が潜んでいるような、そんな時期の色と光なのです。


今度お月さまが丸くなるとお月見。
ちなみにお月見は9月22日(旧暦の8月15日)ですが、満月は9月23日秋分の日です。

このころには、さすがに少しは涼しくなっているといいですね。



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とっても小さなプチモンたち

2010年08月27日 | チリ、プチモン・オクリカンクリ・貝がら
まずこれなんですが、
以前にも一度見かけたメガロパ(カニのとても小さい子供の頃)です。
こんな小さくはなかったので、今回はビックリ。

以前の写真です。メガロパの中でもとても珍しいタイプです。
何ガニか名前がわかるとうれしいのですが・・・・

青い線は5ミリ単位で区切っていますので、背中のハリの端から端までで5ミリくらいですね。

今回のが、どんに小さいか実感していただけるでしょうか?



これは、有名な(?)タツノオトシゴですが、

肉眼で見たときは、ゴミか何かの切れ端かと思いましたが、拾い上げてルーペで見て、驚きました。
まあ、伸ばせば5ミリくらいは有りそうですけれど。


タコさんです。


タコもイカも、小さいのが色々います。




これはヤドカリの、まだ貝に入る前も前、ごく小さい時です。

これも肉眼では、ただの赤いゴミ?でした。



これと見比べてください。

普通に出てくるヤドカリのゾエアは、大体この大きい方のサイズです。
シッポの先まで伸ばして1,5センチくらいでしょうか。


大体が何でも小さいもの大好きなので、チリモン&プチモンの世界でも、やっぱりついつい小さいものに目が行きます。

なので、最後に残るゴミの中は興味津々。

大きくても珍しいものはうれしいですけどネ。



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同じ日に見えた「薄明光線」と「反薄明光線」

2010年08月25日 | 6~8月の空
少し前になりますが、8月17日の夕方18時57分に、南側のベランダから見えた反薄明光線です。

旧暦7月8日の月が、端の方に写っていて、ちょっとうれしかったです♪

もう一枚、違う感じのがありますが、ベランダの廂が写りこんでいるのが残念です。

でも、こちらの方が空の感じがよくわかるかも知れないですね?


これを写した少し前、18時23分に北側のベランダから見た西の空には、こんな光が現れていました。
こちらは

これは「薄明光線」とか「裏後光」などと呼ばれる現象です。

雲の端から太陽の光が幾筋も漏れ出しています。


これに対して「反薄明光線」と呼ばれるのが、最初の2枚の写真の現象です。
薄明光線の反対側の空に見えるので、このような名前が付いたのでしょうか?


太陽の高度が低くなって、しかも空の条件が良い時に、西の空の薄明光線の光芒が頭上をはるかに跳び越して、東の地平線まで延びていったものです。
広がっている光が、もっと、どんどん伸びていくのですから、いっそう広がりそうなものですが、
鉄道のレールが、ずっと向こうの方で一本に見えるのと同じ理由で、光が集結して見えているのです。


この二つの現象を同じときに見れたのは、この日が初めてでした。
今までは、どちらか一つを写すのに熱中して、反対側の空を見てみる余裕がなかったのでしょうね



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スーパでびっくり!

2010年08月23日 | 本の紹介・その他いろいろ
まず、とっても大きなスイカです。

富山県の名物のようです。
スイカの上と下にわらじを付けているので「わらじスイカ」というんだとか。
上の写真のは、重さが21キロあるそうです!!

お値段も大したものですネ。


どんな大きさかというと・・・

ワラジ西瓜の右横にあるのが、普通の小玉西瓜です。
写真の右端のが、ごく普通のスイカ!



もう一つはチリモンです。


カネ上さんのチリモンの袋に付いているシールでおなじみの絵のビラが飾られていました。

おお、チリモンも有名になったものだ!


さっそく買ってみました(笑)

パックの中には、お子様用の鶏そぼろの混ざったチリメンジャコが半分と、チリモン模様の袋に入ったチリモン入りのおじゃこのらしいのが入っています。

この袋の絵を見ると、「何が入っているんだろ?!」って、欲しくなりますよね。

こんな表示もあるので、メガロパ(カニの子ども)なども入っていそうじゃないですか!



ところがデス。。。

これが袋の中身なのですが、右端に寄せてあるのが、いわゆるチリモンに相当するもので
、たったこれだけ・・・ま、たしかにエビは入ってましたけど。

左側のチリメンジャコの中に残っているのは、同じ種類のエビの仲間ばかり。

う~~~ん。
私はかなりがっかりしました、、、、、

お母さんにねだって買ってもらった子どもも、がっかりするんだろうな?

中身を確認できない買い物は、難しいですネ。

(このパックを作って販売しているのは九州の某会社で、カネ上さんではありません。念のため)



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抜け殻の展覧会

2010年08月20日 | 昆虫&生き物
あちこちの木や草にしがみついて、必死で抜け出したセミ。 目の部分って、当たり前ですがこんなに透き通ってるんですよ。

たまに、みんなが気に入る枝があるようです。

かなり大きな木なのですが、この枝にだけ抜け殻が集中しています!


これは草むらの中などで、皆さんも見たことがるでしょう?

バッタの仲間です。


よく似ているけれど、これは?

たぶんカマキリ。
このスタイルで抜け出したわけではなくて、抜け殻になってから落ちてきたのでしょうね?




こちらはカメムシの仲間です。


手のひらに乗せているのは、草のなかに落ちていたのを拾いました。



これはクモ。




そしてトンボ(ギンヤンマかな?)




これは何か解りますか?

ユリノキの葉裏にくっついています。
ツマグロヨコバイでしょうか?

抜け出したばかりのが、側に止まっていますね。

抜け殻を大きくしてみましょう。(厳密には違う種類かも?)




最後にこれを抜け殻と呼んでいいのかどうか?

ツマグロヒョウモンというチョウの羽化した後の殻なんですが・・・

ツマグロヒョウモンは、こんなチョウです。

向かって左がメス、右がオスです。
夏の初めから秋の初めまで飛んでいるので、見かけることがあると思います。


抜け殻の展覧会、とりあえずこの辺で。

しかしまあ、チョウ以外は抜け出した後の殻は芸術作品といってもいいくらい精密なものですね!
脚や触角の一本一本まで、見事に抜けているじゃありませんか。

でもねえ、中には抜け出し損ねて、脚を一本なくしたりすることもあるようです。
生きていくのは、大変ですね。




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すてきな、焼き物の器

2010年08月18日 | 釈尊寺団地
ギャラリーすぎもとというお店です。

上の写真は出入り口の部分ですが、向かって右のポスターの横の壁には、こんなきれいな絵皿が飾られています。



表にも急須やお茶碗などを飾っておられますが、私の好きな焼き物はお店の中にあります。
普段は表を眺めて通り過ぎてますが、時々は木のドアを開けて
「こんにちは~」

白髪のやさしいご主人が、にこにこと迎えてくださいます。


この日私を迎えてくれた器は、これでした。

作者は高野基夫さんという京都生まれのお年を召した作家さんです。


じっと眺めていると、何かを語りかけてくれる、温かい作品でした。
直径は15センチほどです。



お月見には、形の良い衣かつぎをこしらえて、この器にいれてお月様にお供えしたいです。
十三夜には、きれいに茹で上げた枝豆を、程よく盛って飾りましょう。

そしてやがて秋が深まったら、冷たくなった水を張って、もみじの数片を浮かべましょう。

冬には、小さなヤツデの葉っぱの上に、かわいい雪ウサギを乗せて、

春には、小鳥についばまれて落ちた落花をいくつか、温かくなった水に浮かべてみたい・・・



手にとって眺めているうちに、そんな思いが次から次へと湧いてきました。

この器には、きっと命が通っているのでしょう。
生きているのです。
だから、私に話しかけてくれるのですね。



もう一つ側に展示されていたデミタスカップも、柔らかな造りが好もしく感じました。

これも同じ高野基夫さんの作品です。

寒い日に、このカップでコーヒーをいただいたら、心の中まで暖かくなりそうでしょう?



この二つの器を大切に抱いて、この日の私はとても幸せでした。

柔らかいがゆえに、壊れやすいことでしょう。
大切に、大切にしなくてはね。


 私は自然写真ばかり写してきたので、焼き物を本格的に写すのは、実は初めてでした。

難しいものですねぇ・・・
頑張ってみましたが、とても実物を活かすようには写せませんでした。

作者の高野様、ギャラリーすぎもとのご主人さま、
せっかくの作品をこんなふうにしか写せなくて、本当に申し訳ございません。
どうかお許しくださいませ。

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真夏の夜の夢

2010年08月16日 | 昆虫&生き物
数日前の夜のことです。

洗濯物を干して部屋に入ると、ぶ~んと小さな羽音が、耳をかすめました。
何かが私と一緒に、部屋に侵入したようです。
もういや~ね、と独り言。


しばらくして、何かが首筋に止まりました!

刺されたりするのはイヤなので、思いっきり派手に払いのけると・・・ まあ、臭いこと。
どうもカメムシのようです

どこかに落ちているはずなので探すと、いました、いました。

え~~っ、これってエサキモンキツノカメムシ?!


私は長い間、このエサキモンキツノカメムシを見たかったのです!!
背中にハートの紋が付いている、ステキなカメムシなんです。
珍しいムシではないのに、なぜか一度も見ることが出来ていませんでした。


翅を広げると、体は赤い色をしていました。

なかなかカラフルです。

思いっきりはたいてるので、明日の朝まで生きててくれるかどうか?
今のうちに写真を写さねば、とがんばりました。

その中の、やっときれいに写せた記念写真です。
翌朝、やはり動かなくなっていました・・・



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暑中お見舞い申し上げます

2010年08月06日 | 水滴・凍露
最近は夕立もないので、これは、とある雨の日。

クモさんのオタクにお邪魔をして。

ゆらゆら 重そう 

風さん しばらく吹かないで・・・と祈りながら。







ずらり並んだ 仲良し水玉

あなたは どっちが好きですか?


草のなかでは 草を写して

花の前では 花の色して

水玉の中って どうなってるのかな?

ちょっと入ってみたいよね





これは水玉ではないけれど

朝早くに

自分が吸い上げた水を

葉っぱの先から 

ふ~~って噴き出してるところ

葉っぱが生きてる証拠だよ





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色んなおもしろいブログが紹介されてます。よかったらのぞいて帰ってネ
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鎌田實いのちの対話・次回は8月15日夜の放送です!

2010年08月05日 | 本の紹介・その他いろいろ
放送も、20:05~21:55という珍しい時間帯で、

内容は(NHKのHPより)
8月15日の夜、10代の皆さんと語り合う『10代いのちの対話』を放送します。
「“いのち”の大切さ」をメインテーマに「平和と戦争」「生きることの意味」「人間関係の悩み」などについて、お寄せ頂いたメールやFAXをご紹介し、10代のリスナーと電話をつないで、語り合います。
というものです。


現在はこの番組への10代の方々からのメールを募集中です。

◆「どんなときに“いのち”を意識しますか?」
◆「どうすれば戦争がなくなると思いますか?」
◆「生きるのが嫌だと思うのは、どんな時ですか?」
◆「人間関係に悩むのはどんな時ですか?」
その他、「大人に注文したいことは?」「最近、感動したことは?」
(メールの投稿フォームはこちらにあります


放送を聴くことにより、10代の皆さんは仲間との共感を持つたり、新しい考え方に触れたりすることが出来るでしょうし、大人は反省をしたり、若者をより深く理解したりできるでしょう。

ゲストは、以前にもご出演されたことのある、加藤秀視さんとサヘル・ローズさんで、詳しくはこちらでどうぞ




上の写真は翅を小鳥か何かに食われたチョウです。
これでは飛べないかと思いましたが、息子に聞くと、これくらいならまだまだ飛べると思うよ、とのこと。
無事に暮らしているといいのですが・・・

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森のかくれんぼ

2010年08月04日 | 昆虫&生き物
しばらく気が付かなくて、でも、なんだか気になるのでじーっと見ていると・・・
枝に脚が生えてるのに気が付きました!

カマキリ、枝隠れの術!!

だいたい、このヒトは隠れて獲物を狙うのが得意のようですネ。

葉っぱと同じ色してるんですもの。相当なキケン人物です。




おや、枯れ葉にゴミがくっついてるのかな?


いえいえ、私がいるのです。

よく見れば鼻が長いぞ ゾウムシだ!(どなたか、名前を教えてください!)

「チビデオゾウムシ?」とコメント欄にくまじろうさんが教えてくださいました。



これは、そもそも見つかりにくいように、こんな体型に作られた昆虫でしょうが・・・

じっとしていたら気づかないかも?
トゲトゲの木の枝みたいな、トゲナナフシ。



最後に、この子は、ほんとに隠れてるつもりかも?

見えやすいようにバックが暗くなっている角度から写しましたが、葉っぱの前にいると、まず気がつきません。
だって、とってもちっちゃいんですもの!

この顔は、ショウリョウバッタかな?
     ↓
オンブバッタだったようです。
顔の先だけだったので、見誤りました



みんな同じ日に写したわけではないです。
ある日ある時の、楽しかったひとコマを集めてみました。





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