そよ風つうしん

小さな自然の発見をご紹介してきましたが、転居で環境が激変。内容を一部変更し日々の雑感を綴ったりもしています

野に咲く小さな花3・オオイヌノフグリ

2018年02月27日 | 野に咲く花
春の野の花として有名なオオイヌノフグリの登場です!

ゴマノハグサ科クワガタソウ属の2年草、外来種です。

これが一面に咲いていると、ああ春だな~と思いますネ。
名前は、地方によっては「星の瞳」なんていう愛らしい呼ばれかたもしているようです。

花の大きさは、

小さい方は、先日登場のイヌノフグリです。

咲く前夜にはつぼみが膨らんで、早くも咲く準備をしています。
花が開くのはお日さまが当たり始める頃ですが、その前から花の中では

こんな感じで、動きがあります。

開いた花のおしべには花粉がいっぱい!!


そしてさっそく自家受粉開始! 真ん中にめしべがあります。

条件によっては、こんなに開かなくても花の中で自家受粉します。

前夜から雨が降っていると開かずに晴れを待ちますが、咲き始める頃からの雨なら、明るくて気温が高ければ、こうして濡れながら開いています。

雨が続くと、数日間つぼみのままで、晴れを待つこともあります。


たまには花びら(といっても、花は一つずつ下の方でくっついて、一つになっているのですけどね)の数の多いのをみかけます。


それと、長い時間がかかりましたが、白い花(シロバナオオイヌノフグリ)もやっと見つかりました。



これは農薬などの影響ではなさそうで、2年連続で出てきました。
2年草なので今年はどうなるか、興味津々です。

最後に実の写真を。

この中にこうして小さなタネがたくさん入っています。

後日、タチイヌノフグリをご紹介するときに、実の大きさを比べた写真を載せます。


さらに興味のある方は、こちらもどうぞ!
一日の変化の様子の観察記録を載せています





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野に咲く小さな花2・イヌノフグリ

2018年02月25日 | 野に咲く花
春に先がけて咲く小さな花、イヌノフグリです。
ゴマノハグサ科クワガタソウ属の2年草。

オオイヌノフグリは外来種ですが、イヌノフグリは在来種といわれています。
昔は畑の畦などにたくさん生えていたのに、今は希少種と言われるくらいに少なくなってしまいました。
私も、プランターに大切に育てています。


葉は切れ込みがやや目立ちます。
そして何よりも特徴的なのは花の色と大きさで、オオイヌノフグリは青いですがイヌノフグリは薄紅のスジが入っていて、極小です。3ミリくらい。

実の形です。

オオイヌノフグリよりも先が丸っこくて、いっそうワンチャンのものに似ています。

最後に、以前に咲いた花びら5枚の花を。




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野に咲く小さな花1・フラサバソウ

2018年02月22日 | 野に咲く花

ツイッターにこんな本が紹介されていました。
ステキですねえ~~

これからはいろんな野の花が、小さな花をつけますものね!
名前を知れば、いっそう親しみが感じられようというものです。

私もそんな花たちが大好きで、たまたま雑草の多い場所に住んでいたこともあって、たくさんの写真を写してきました。

ちょうど季節も良いし、今住んでいる所ではまず見ることの出来ない種類も多いので、古いブログ記事から拾い上げて、ぼつぼつ見ていただこうかと思い立ちました。



というわけで、まずは今たくさん咲いているフラサバソウを。

ゴマノハグサ科 クワガタソウ属です。
ヨーロッパ原産で、日本には外来種として定着している。別名を「ツタバイヌノフグリ」 と言うそうです。(葉の形がツタの葉に似ているから)
オオイヌノフグリの仲間であることは、花を見ればすぐ解りますが、とっても小さいです!!(3ミリくらい)
道ばたの日当たりの良いところや、背の低い植え込みの木の根元に広がっています。


ほんの2~3ミリの花ですが、大きくすると

葉っぱや茎には、細かな毛がどっさり生えています。
ムシに食べられないように武装しているのかしら?

やっと実の写真が写せました!!
花が小さいのですから、実も小さいのは当たり前で、覚悟を決めて探しましたがなかなか見つかりません。
やっといくつかそれらしいのを持ち帰り、つぶさないように気をつけながら10倍のルーペで見てみました。
ありました~~!!

でも、写すのも一苦労
たくさん挑戦してやっとうまくいったのがこれです。
指の太さと比べて見てくださいネ。大きさは約3~4ミリです。


もっと大きくしてみましょう。

この仲間の他の種類は、どれも「犬のふぐり型」ですが、これは図鑑(山渓ハンディ図鑑『野に咲く花』)の平野先生のお写真通りにほぼ四角で、安心しました!
うれしかったです


不思議な名前ですが、この品種の発見者フランスのフランシェとサバチェのお二人の名前からとったのだそうです。
最初は長崎で発見されたとか。

あまりにも小さくて地味なので、見過ごされて居ることが多いかと思います。
道ばたの木の下、垣根の端っこなど、土のある所なら身近に群生しています。
あなたにも、見つけていただけると思いますよ



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昨日の続きです

2018年02月13日 | 霜・氷・雪
昨日載せたかったのですが、都合で今日になりました。
朝一番の雪景色です。
空の色がステキでした。
まだ誰も歩いていないので気持ちがいいでしょ?

こちらは公園の近くなので、真っ白なすべり台も!



これは私の簡易アイゼンの跡。

この程度でも、かなり安心して歩けました。

これは車の轍?

凍っていました。
ヒトの靴の跡もすぐに凍るので、触ってみると氷になっていて、こちんこちんでした。
こんなの初めて!
気温は結構低そうなのですが、六花の結晶は見ることが出来ませんでした。

花壇の水仙も重そうです。

でも折れちゃわないで、がんばっていました。

今回の雪は里に降り積もるタイプだったようで、山の方はそんなに白くなっていませんでした。


昨夜も少し降ったようですが、霰っぽいコロコロしたのが、昨日の消え残った雪の上にかわいらしい姿で乗っかっていました。

日陰ではまだまだ残っていますが、明日は暖かくなるような予報ですから、午前中には消えてしまうのでしょう。
名残惜しいです、、、




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雪ウサギ盗難事件?!

2018年02月12日 | 霜・氷・雪
朝、カーテンを開けると雪が!!

予報が出ていなかったので驚きました。

まだほとんど足跡もなく、とってもきれいです。
まずはベランダで一枚。


そして表へ!
滑ると怖いので、簡易アイゼンを取り付けて出ました。

雪はふわふわ。
誰かの通った後は凍り付いていて、ザクザク。
5~6センチ積もっています♪

でも枚方と違って、面白い被写体は見つからないので、雪ウサギをつくることに。
ナンテンの実を頂きに、ちょっと離れたところまで。
アイゼンをつけているので、怖くありませんでした。

さらさらの雪で、固めるのに苦労して、でこぼこの兎さんのできあがり。

表に飾っておいたのですが、しばらくして見に行くと跡形もなく・・・

もしかしたら、近所の子供たちが持って行ったのでしょうか?






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こんな恐ろしいこと!! 子供って静かに溺れるんですって!!

2018年02月08日 | 本の紹介・その他いろいろ
Twitterに投稿されていたつぶやきです。
私は全く知りませんでしたので、驚きました!!

ご紹介させていただきます。

  

>教えてドクター佐久@無料アプリ配信中♪
‏@oshietedoctor

お風呂で溺れた3歳児が病院に運ばれてきました。
母が下の子を洗い、目を離している間に、気づいたら仰向けに沈んでいました。
1-2分意識はありませんでしたが、幸い命に別状はありませんでした。
沈んだ音は分からなかったとのこと。
やはり何度でも強調しておきたい。
子どもが溺れる時は、静か。

どうぞこんな事故が一件でも少なくなりますように。

下のコメント欄の小坊主さんのコメントをお読みください。
YouTubeの画像を見ると、すごく実感できます!!


あなたのブログにも、この私の記事をご紹介いただけるとうれしいです。この知識は誰もが持つべきだと思います。
知っていれば、助かる命があるかもしれません




~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ご投稿先には、転載の許可をいただいています。
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私にも出来たこと

2018年02月07日 | どんぐり屋のつぶやき
年をとって、お金も体力もなく、それでもなにか人さまのお役に立つことを出来ないものか・・・
ずっとそんな歯がゆい思いを抱えて年を重ねてきました。

若い頃に、親しい人から教えられたこんな言葉があります。

「貧しさは羞(は)ずるに足らず
羞ずべきは これ貧しくて志なきなり

老いるは嘆くに足らず
嘆くべきは これ老いて虚しく生きるなり」

これは中国の『申吟語』という古い書物の中にある言葉だそうです。


ずっと心に留めて来た言葉です。
お金も体力もない私に出来ることは何だろう・・・

考えても考えても、思い浮かぶことがありませんでした。

それが去年の年末に、大阪の西成区で一人暮らしをしている老人の方が、年賀状が来なくて寂しいとおっしゃっているのでご協力を!という新聞記事を見かけました。

それくらいのことなら、私にも出来ます!
それが喜ばれるのなら、とすぐに問い合わせをしたら、10名のご住所を紹介してくださいました
年末ぎりぎりでしたが、同じ大阪府の中ですからきっと元旦に間に合うに違いないと、急いで賀状を作りポストに投函しました。
ちょっと迷いましたが、ちゃんと住所氏名を書いて。

そして年が明けて、なんと思いもかけず8名の方が「ありがとう」とお返事をくださいました!!

自作の切り絵を送ってくださった方、初めて見る不思議な細工をした葉書をくださった方もあり、なんとまぁと感心しました。
不思議な細工の年賀状をくださった方は、空缶で作品をつくられているそうです。
教えてくださったサイトを見てびっくり!!
真田幸村が缶ビールを飲んでいる人形(?)が全部空缶で創られているのです。
いただいた葉書といい、手先が器用な方のようです。うらやましい~~


大きな事ばかり考えていたので、何も出来ないと悲しく思っていましたが、こんな小さな事でも喜んでいただけるなんて、思ってもみませんでした。

「微力でも無力じゃない
 微力を全力で!!」
この言葉を思い出しながら、他にもないか出来ることを探してぼつぼつあるいて行きますね。

なにか私でも出来ることがありましたら、教えてくださいませ。




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月蝕の夜に飛ぶ鳥(昨夜ではありません)

2018年02月01日 | 月のある風景
昨日は期待しましたが、10時前には大阪は曇ってしまいました。

悔しいので、ツイッターに上の写真を投稿したら、それなりにウケました!!
これは2007年8月29日の月蝕の時のものです。

その前夜に、明るい月の光に誘われてか、夜中の12時過ぎにカラスが鳴いていました。

当時は枚方に住んでいました。
夜中にカラスが鳴くのは、街では珍しくないかもしれませんが、団地の裏に遺跡のある私の住まいは夜は暗かったので、驚きました。

そしてこの写真はその翌日のこと。
月蝕も終りに近づいてだいぶん明るくなった頃、鳥が飛んでいることに気がつきました。
白っぽいのでカラスではなかったと思います。

急いでシャッターを押しましたが
写っているかどうか自信はありませんでした。
パソコン画面で、小さく写っていたのでとてもうれしかったのを覚えています。


そしてこれは2011・12・11の月蝕の時のものです。

未練がましくて、どうもすみません・・・





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