私の住んでいるところに近く、バス通りに面して大きなネムノキが、いまたくさんの花をつけています。
私は、幼い頃に、めったに一緒に出かけることがなかった父との大切な想い出があるので、とても好きな花なのです。
戦争が終ってしばらくしたころだったでしょうか、夏のある日の夕方、幼い私の手を引いて、父は近くの城跡のお堀端にあったネムノキを見に連れて行ってくれました。
お堀を渡って来る夏の夕暮れの風の匂い、そして夢のように淡く咲くネムノキの花の記憶が、今も目を閉じると、はっきりとよみがえります。
< 若き日の父が私を抱き上げて これがネムだよと触れさせたまいき >
忙しかった父は、めったに家にもいなくて、私にはなじみのうすい人でした。
そんな父が、何を思ったのか散歩に連れ出してくれたのが、私にはよほどうれしかったのだと思います。
ネムという名前を見に耳すると、今でも胸がジーンとします。
なので、美智子皇后さまのおつくりになった「ねむの木の子守唄」は、大好きで、時々口ずさんでいます。
こんな歌詞と曲です
近くで見るネムノキは、今にも消えてしまいそうな儚げな淡い色です。
マメ科なので、夜は葉を閉じて眠ります。
それにまつわる面白いお話もあるのですが、それはまた明日にでも・・・
私は、幼い頃に、めったに一緒に出かけることがなかった父との大切な想い出があるので、とても好きな花なのです。
戦争が終ってしばらくしたころだったでしょうか、夏のある日の夕方、幼い私の手を引いて、父は近くの城跡のお堀端にあったネムノキを見に連れて行ってくれました。
お堀を渡って来る夏の夕暮れの風の匂い、そして夢のように淡く咲くネムノキの花の記憶が、今も目を閉じると、はっきりとよみがえります。
< 若き日の父が私を抱き上げて これがネムだよと触れさせたまいき >
忙しかった父は、めったに家にもいなくて、私にはなじみのうすい人でした。
そんな父が、何を思ったのか散歩に連れ出してくれたのが、私にはよほどうれしかったのだと思います。
ネムという名前を見に耳すると、今でも胸がジーンとします。
なので、美智子皇后さまのおつくりになった「ねむの木の子守唄」は、大好きで、時々口ずさんでいます。
こんな歌詞と曲です
近くで見るネムノキは、今にも消えてしまいそうな儚げな淡い色です。
マメ科なので、夜は葉を閉じて眠ります。
それにまつわる面白いお話もあるのですが、それはまた明日にでも・・・