井上もやしの日常

ほぼ「つぶやきの墓場」となっております。ブログやSNSが多様化して,ついていけないのでございます。

ループアンテナ その2

2006-01-29 03:29:09 | Weblog
 買ってしまったのだから、活用するしかありません。

 まずは受信周波数を更に下げること。このループアンテナは230kHz近辺からの受信となっています。そうすると153kHzや189kHzの極東ロシア長波局が受信できません。出品者の方にその旨をメールで伝えると、「共振周波数の公式を基に、アンテナコイルの長さを延長するか、コンデンサの容量を増やすかを試行錯誤でやってみてください。」と丁寧なメールが来ました。そうなんだよなぁ、アマチュア無線試験で勉強した共振周波数を求める式って、こういうときに使うんだよなぁと妙に納得しながらも、我が家には電子測定器がない…。試行錯誤しかないんだ…。

 結局、大阪市のパーツ店(共立電子産業さん)に100pF~1800pFの範囲でセラミックコンデンサを15種類注文して、これをバリコンと並列に入れることにしました。どのくらいの容量だったら、どのくらい共振周波数が下がるというのが分からないので、ワニ口クリップで適当にコンデンサをはさんでいます。関係が分かったら、スイッチで切り替えできるようにしたいと思っていますが、きっと無理でしょう(笑)。

 でも、このループアンテナ経験で、いろいろ勉強になりました。自作で同調型のアンテナを作るなんて素人の私には全く無理だと思っていましたが、共振周波数の公式を基にコイルとコンデンサを決めていけば、作れないことはないということがよく分かりました。そのためにはディップメータ(高くてとても小遣いでは買えない…。)かLCRメータ(簡易型は1万円弱で買えるんですね!)をそろえようかな。定年後のアルバイトに向けて…。

 画像はアンテナ端子とアース端子の間に1000pFのコンデンサを噛ましているところ。こうすると、150kHzくらいまで受信周波数が下がりました。

ループアンテナ

2006-01-29 02:58:47 | Weblog
 ヤフー・オークションで中波・短波用のループアンテナを落札しました。¥12.5kです。山口県に住んでらっしゃる方からの出品で、この方は定期的に鉱石ラジオや中波用のループアンテナを出品されています。今まで落札された物の価格を見ると、¥10k弱~¥20k弱。ライバルが沢山いるかどうかで、かなり上下の幅があります。

「現在の価格」が¥10kを超えた辺りから、「ちょっと高いなあ、止めようかなあ。」との考えも頭をよぎりましたが、ICF-SW7600GR用の長波のアンテナが欲しかったので(ベランダアンテナAN-12が思いの外、ノイズも拾うのですよ。)、ライバルに負けじと価格をじりじりと上げ、¥12.5で入札した時点で他のライバルがいなくなりました。

 商品が到着したのが27日。丁寧に梱包され、自作の説明書も添えられていて、好印象です。実際に商品を手にとって眺めてみると、台座の部分と本体がうまく固定されていないようで、がふがふ動きます。調べると、固定しているネジ4本のうちの1本が利いていません。本体、台座とも木材のため、ネジ穴がバカになったいるようです。これは木工用ボンドを流し込み、固定しました。また、裏を見ると、イモ半田のため、2次コイル出力が断線状態で、出力がうまくBNCジャック等に流れていません…。これは半田ごてを温め、すぐにくっつけました。「出品者と落札者が共に作り上げた」気分を味わわせてくれたのかな?

 断線チェック等があったので、本体のパネルを開けました。内部はロータリー・スイッチ、ポリバリコン、コンデンサ数個程度で部品代はそれほど掛かってないと感じました。ただ、X字型のアンテナ骨組み部は5mmくらい毎にアンテナ線を巻く溝が掘られたり、アンテナを固定する小さな穴が開けられたりと、こちらは細かい作業が必要だと思いました。

 それで、使用感です。AN-12はすでに使っていたので、劇的に長波の受信局数が増えたりしませんでしたが、ノイズが減った点と指向性を得た点は良かったです。